タクシーにスマホを置き忘れた。10分くらいして気づいたのだがいちおう周辺を探したりするなどしてすぐには電話できず、おそらく20分以上は経過してからタクシー会社へ問い合わせ。するとその数分後に会社がドライバーさんと連絡をとってくださって、同じ場所にまだいるならば届けますとのこと。ありがたい!!
ありがとうございます、お礼はどのようにしたらよいでしょうかと、おずおずと尋ねたが、またご利用いただければと言っていただけた。ほんとうに、安心と感動で、それ以上の言葉もなくて、お辞儀をしたのみだった。もう少しきちんと感謝を伝えられたらよかったのだが。
わたしたちが降りたあとに誰も乗らなかったはずもないだろうし、その人が持ち去ることもなく、運転手さんがそのまま持ってきてくださって、まだまだ東京も捨てたものじゃない。とてもありがたい。
それにしても、車内で使っていたので、手に持ったままだったはずが、どうしたことだろう。おそらくシートベルトをはずすときに、一瞬の気の緩みで膝に置いたものが滑り落ちたのではと、想像するしかない。自分にはまったく落とした認識がなかった。
しかも、わたしと一緒に連れが降りるときに、いつもより丁寧に「お忘れ物がないように」と運転手さんがいってださって、その際に「なんだかいつもより心に響く挨拶だな」と思いながら、まさか自分がスマホを置いたままだとは、考えもしなかった。
ありがたいことである。
自宅への配車で来ていただいた方なので、また同じ運転手さんに遭遇したら、そのときはお礼を言おう。