何時間かして見にいったら修正されていたので書き間違いだったのだろうが、本日夕方の、東京新聞のウェブ版のこと。
宮内庁が、秋篠宮家の眞子さまと婚約内定の小室氏について(眞子さまからの文章を通じて)ふたりの気持ちを発表したというニュースだが、その括弧内がそっくり抜けていた。つまり宮内庁が、ふたりの気持ちを発表した、と。内容を読めば「私」という書き出しの多い個人的な内面もつづった文章で、とても読みやすいものだった。あれを読んだのならば、うっかりした書き出しにはならないはずなのにと、首をかしげた。
だが、この件に関して東京新聞をかばうわけではないが、今回の発表はかなり新しい感覚であり、報道の現場にも混乱があったのかもしれないと思う。成人しているとはいえ未婚の皇族女性が、「私」という表現で文章を書き、それが宮内庁という役所をを通じて発表されるということは、あまり世間が想定していない展開ではないかと思われる。
ご自分の考えをまっすぐな思いで文章にされ、それを発表された眞子さまを、応援したい。
以前にも書いたかもしれないが、わたしは眞子さまと小室氏について、お気の毒に思っている。ご自分たちが理想と考える頃合いで交際を公にし、結婚を表明できていたら、現在までのようなさまざまな波風は立たなかった。
だが運悪く、何らかのおめでたい話題がほしかった人たちにより騒がれてしまい、静かにしていることができなくなった。いったんはそれに押し流されるかのように婚約を内定——だがもう少し時間をかけたいと判断した。進むにも立ち止まるにもたいへんな決断だったはずだ。これからはご自分たちの考えで、お好きなタイミングで物事を進めていただけたらと思う。
新しい時代を、騒ぐことなく、見守りたい。