10月上旬に北千住と谷中にバウムの買い出しに出たが、そのあとはまた、時期を見て菓子を見にデパ地下等に出かけられるのだと思っていた。
だがこのところ、世の中はふたたび感染増の話題になり、とくに北海道は寒さもあってか数を伸ばしている。そのうち寒さは南下してきて、いまでさえ心配な東京も、ふたたび感染が深刻になりかねない。
周囲のみなさんのSNSへの投稿を見ていると、このひと月くらいのあいだに人の少なめな地方に日帰りで出かけたり、1泊旅行に出たりと、工夫されていたご様子。いっぽう、出不精のわたしは2月以降に数駅以上の外出をしたのが10月のその買い出しのみで、あとは荻窪や吉祥寺あたりに数回ほど買い物に出た。普段は家の近所と通販で済ませてきた。JR高円寺の駅前ですら、ほとんど出なくなった。
見事に、家にこもっている。
だが、タイミングを逃したような感覚、言い換えれば、出かけなくて損をしたというほどの気持ちでもないのが実際のところだ。もともとの暮らしがこんな感じなので、外出を控えめにしたことへのストレスは、人様よりは少なかったことだろう。
なんとかこの大都市がこの冬を乗りきって、暖かい春をむかえられるように、いまは様子を見つつ祈るしかない。