だいたいパソコンにせよ家電にせよ、予想とは関係ない原因やタイミングで、だめになることが多い。家電はうんともすんとも言わず、パソコンはバックアップを完璧にとっていた場合でも、そういうレベルではないぶっ壊れ方をすることがあるものだ。もっともわたしの場合は、どちらも生活に支障をきたす突然な壊れ方をこの数年は経験していないので、いまのところたすかっているが。
昨日だったが、わたしは自分が運営しているサイトのバックアップデータを「そういえばどこにとっているんだっか」と、レンタルサーバの中を見てまわった。時間を決めて定時に処理し、用件別(サイト別)に、別々の場所に保存するよう、設定してあるはずだった。
バックアップが小さければそれを取得と同時にメール送信または別の場所へコピーしてしまえるのだが、ものによっては数メガから数十メガあるため、そんな大きなものを頻繁にメールで送ったり別サーバにコピーするわけにもいかない。だから、誰にも気づかれない場所に保存して、ときどき自分でそれをダウンロードしに行くのだ。
バックアップの設定は無事に動いていた。1日または2日に1回の頻度でバックアップをして、古いものを捨てている。
新しいものをパソコンにダウンロードしながら、そこで、ふと思った。
たまにダウンロードしに行くものの、普段は場所すら忘れているのだから、これはほんとうにバックアップの意味をなしているのだろうか。実際にそれらを復元しなくてはならないほどのトラブルには、幸いなことに見舞われていない。だがいざというとき、これでいいのか。
さらに言えば、ウェブサイトが壊れたとき、その場所に近い場所にバックアップデータを置いていても、一緒にお釈迦になる危険は常にある。つまり敷地の西側に災害があって道具小屋が壊れたとき、予備の道具が同じ敷地内の東側にあるようなものだからだ。
今後の課題といえるだろうが、いまのところは、とりあえず動いている。
手軽とはいっても思いつく範囲のことは、とりあえず手を打っているのだ。何もかも完璧にこなそうとするよりも、多少は緩くても、息が長い運営をしていきたい。
このブログは12年、ほかも10年くらいつづいている内容がある。
これからも、ゆっくりと歩んでいきたい。