買い物はできるだけ家のすぐ近くで済ませたいとは思っているが、やはり年の瀬なのでおせちの具材などを高円寺の駅前まで…と思って歩いていたら、北口の中通り商店街で、建物の中を片づけているのが見えた。
あまり注意を払わず通り過ぎようとしたところ、ふと「この店つい最近まであったけれど、急に閉じたんだな、それになんだかすごくススっぽい色合いだけれど…って、あっ、これ火事の片付けか?」と気づき、あたりを見まわす。たしかここは洋風の立ち飲み屋で、その隣が、昔からある洋食屋の薔薇亭だ(その2軒はおそらく同じ建物の1階を分けている)。
その周辺の店は、幸いなことにあまり消火の放水をかぶらずに済んだのか、営業しているものもあった。
少しだけ離れたパン屋のヒロセも、パンはあまり見あたらずに品数は少ないものの、プリンなど菓子類などで営業をしていたので、あとから思うと、あまりたくさん商品を用意できる状況ではなかったのかもしれない。
わたしが通りかかったのは午後4時過ぎだったが、火事の匂いはほとんど消えていた。帰宅後にネットで調べると、ちょうど12時間くらいが経過していたようだ。
妙な書き方ではあるが、飲食店などが多いあの商店街で、よく延焼が防げたものだ。運がよかった。
年末にこんなことになるとは、関係者の方々、周辺の方々はどれほどのご苦労だろうか。