けっきょく、一般人には不要不急の外出自粛を呼びかけ、飲食業には時短営業を頼んでいるだけ、という解釈でいいのだろうか。
職場への通勤を減らし在宅勤務7割が望ましいとしながらも、それができる(またはできない)企業への奨励金(または罰則)はなさそうだし、聞こえてくるのは「お願いに従わない飲食店を公にするかどうか」の話ばかりだ。お願いという言葉に、従う従わないという表現もおかしなものだが、けっきょくそういう話のレベルなのだと思う。
不要不急の外出を控えるというのは、前回と同じように食品や生活必需品の買い物は可ということなのだろうが、どのあたりで「食品」なのかは、今回も「販売する側が」迷うかもしれない。
前回は、同じ商業施設の食品売り場でも、嗜好品に見なされそうな菓子類は、店側の判断で売り場を閉めてしまった例があった。だが健康状態やさまざまな事情によってはカステラやプリンのようなものしか食べられない(食事として)という人もいるし、もし製造する人と販売する人の都合がつくのであれば、ほかの食品と同様に売ってほしいと、思ったのもたしかだ。
つい先月中旬くらいまで「GoTo Travelをやめない」とか、GoTo Eatで飲食店応援とか、言っていたのではなかったか、この国は。
対策が後手後手で、その場のノリで考えているのではないかと思ってしまう。しっかりしろと言いたい。