小林製薬が発売する商品の名前にダジャレめいたものが多いのは知られた話だが、わたしが子供のころからある「ビスラットゴールド」がまだ売られていたと気づき、吹き出しそうになった。おそらく “be すらっと” で、飲むとすらっとした体型になれるかも(整腸作用)、という発想ではないかと思うが…。
せっかくなので、小林製薬の商品名をずらずらと見てみることにした。小林製薬 商品一覧 「あ行」から、適度に飛ばし読みだ。
まずは、「あずきのチカラ フェイス蒸し」
…顔を温めるものらしい。名前の印象はハウス「ウコンの力(ちから)」と近くて、商品のパッケージは花王の「めぐりズム」の雰囲気で、いいとこ取りだろうか。
さらに、アルコールによる頭痛に「アルピタン」、商品名が説明になっている「汗ワキパット」。
シミ対策で男女用がそれぞれある「ケシミン」、トイレ洗浄剤「さぼったリング」、突然の頭痛や発熱にたすかる「熱さまシート」。
個人的には、よくこの商品名で企画が通るものだと感心してしまう「ステンレス水筒洗浄中」とか、「スマートホンふきふき」も、外せない。——だが、商品名を聞いただけでどんなものかだいたい連想できてしまうものは、実は業界にとっても消費者にとっても、この上なく理想的なのかもしれない。
ストレートに頭にはいるかどうか、なのだろう。
それにしてもこうした商品のネーミングは、いったい誰が考えているのだろうか。