連日ほんとうに奇異な発言が明るみに出て、まだ幻滅させられるネタがあったのかと驚かされるほどだが、まるで大喜利状態だ。
島根県知事の発言に島根出身の国会議員が「注意する」と発言したり、さらにはその同じ人物が
、東京五輪ならびにパラリンピックの組織委員会会長に任命された橋本聖子氏を「男のような人、ハグなんて当たり前(だから2014年に話題になった件はセクハラではない)」とコメントしたという。そのあげくに、男まさりの人と言いたかったのだと事務所を通じて訂正コメントを出したというが、それはまったく状況を明るくしない。むしろその人物が女性に対してどういう考えを持っているかを、全力で開示しているとしか思えない。
笑ってしまったのが、わたしがフォローしている男性諸氏が何人か「(別に男だからといって)ハグしませんけど」とツッコミを入れていたことだ。
さらに、先日ETVで放送の夫婦別姓特集番組で、別姓が実現しないうちは結婚したくてもできないと悩む夫婦(法律婚ではない)が、かつて何度も法案に反対した亀井静香氏にインタビューしたとのこと。わたしは未見だが、文字起こしを拝見したところ、なんと個々人の勝手(夫婦別姓を望むのはわがままらしい)を聞いていては国が成り立たず、国の恩恵を受けたいなら妥協してルールに従えとのたまったそうだ。日本の国民は天皇の子という発言(!?)や、目の前の夫婦ふたりに対して、別姓を望むようなことは愛ではないとまで言ったそうで。
記事はいくつか読んだが、2021.02.18 朝日新聞 をリンクしておく → 別姓願う夫婦に「付き合ってられない」 亀井静香氏
国民に主権があることを無視する人物が何十年も政治家をしていたことを、そして現在も重鎮のようにふるまっていることを、どう受け止めたらいいのだろうか。怒りに震えると同時に、こんなことを言っても無事で済むと思っている(それくらい国民をなめている)のが、とても腹立たしい。