スウェーデンのサンドハムン島を舞台にした犯罪ドラマシリーズがある。1年に数話ずつ放送されていて、現在おそらく10年くらいになるらしい。
WOWOWのオンデマンドに初期のころの作品がはいっているほか、最近の作品が放送された際に録画したものが手元にあるので、10年くらい前のものと、最近のものを少し見てみた。
で、思ったのだが…
サンドハムン島は、夏に出かけるのが有名なリゾートらしい。作品も、たまたま見たものだけかもしれないが、夏が舞台だった。ちっとも「凍てついて」いないのだ。
それでもねんのためサンドハムン島で画像を検索すると、やはり観光関連サイトも夏の絵ばかりである。
凍てついてない。
どこからきたのだ、この凍てつくは。
もう何話か見たら、とてつもなく陰鬱で、比喩として「凍てつく」感じの内容が出てくるのかもしれないが、現在のところは、寒いかどうかの意味合いで考えると、凍てついていない。
そういえば、別のドラマのこと。
2015年に開始したアイスランドのテレビシリーズ(2シーズンまで)は、邦題が「トラップ 凍える死体」である。第1シーズンはほんとうに凍えまくる景色と環境だったものの、第2シーズンは(ぜんぶを見たわけではないが)雪がちょっと残っている程度の街が舞台。季節は冬ではなさそうだ。まさか第2シーズンがあると思わずに「凍える死体」にしてしまったのだろう。
この番組にかぎらず、もし長くつづいた場合には、その後のフォローがたいへんになってしまう事例というのは、少なからずありそうだ。