クリストファー・ウォーケン主演、デビッド・クローネンバーグ監督作品、原作はスティーブン・キングの「デッドゾーン」が、アマゾンプライムにはいっていて、そろそろ終了するというので、見てみた。
好きなのですでに何度か見ているのだが、年代が古すぎてなかなか配信サービスにはいらない。また、はいった場合でも吹き替え版という場合があり、今回のアマゾンがそれだった。英語版はアマゾンの別サービスで有料のほうにならあるようだが、まあ、内容はよく覚えているし、吹き替えでもいいかなということに。ちなみに家族は未見だったようで、楽しそうに見ていた。
(Amazon Primeに、2月末で配信終了の吹き替え版がある)
交通事故で昏睡状態の長かった男性が、不思議な能力を身につける話。
目覚めたとき婚約者は、ほかの道を選んでいた。自分は能力により人助けをしたことで世間の注目を浴びてしまう。どうにか体力をもどし、日常生活を送ろうとするころ、連続殺人事件の捜査に協力してくれとの依頼が。
また能力者として騒がれる日々は困ると思いつつも、協力する主人公。だが彼はあるとき、かつての婚約者が支援している政治家候補と偶然に握手をしたことで、その男の邪悪さを知ってしまうことになる。
昔の映画らしい適度な短さ、詳細を省いた骨子だけのストーリーライン、ラストの潔さ。
わたしは、この映画が好きだ。
ただ、この吹き替え版に関していえばだが、テレビ放映時にカットされた部分を英語で流して日本語字幕で補っているので、途中で何カ所か、作品世界から引きもどされた。「ああ、ここテレビ放映されなかったんだぁ」と、つい余計なことを考えてしまい、のめりこむほどには、その世界に浸れなかった。