去年は2月の中旬くらいから「ほんとうにマスクなどが店頭にないな」と、少しずつ焦りが出ていた。別件で買ってあった無水エタノールを精製水で割れば消毒に使えるので、エタノールについてはそれほど心配していなかったが、とにかくマスク。
まだ、ハンカチにキッチンペーパーを挟んで使う人もほとんどいなかった。それは3月や4月になってから一般的になったように記憶している。
SNSに載せた写真を見ていたら、去年の2月末に「アルコールにも使えるスプレーボトルが1個買えた」と、うれしそうに書いていた。そうだった。そのときは偶然に1本買えたが、その後は何ヶ月も同製品は見かけなかったと思う。
そのとき買ったボトルをくり返し使っているが、ねんのためにもう1本買っておいて、まだ手元にある。
あのころは、買い占めということはしなかった(できなかった)が、なんだか店に行くたびにマスクや紙類の商品棚を見るのが、習慣になってしまった。ないとわかっていても目が行ってしまったものだ。
マスクは、かなり高い時期に50枚入りをネットで1箱、その後、やや高い時期にもう1箱。その後は国産の商品(シャープなど)の抽選販売、チャリティを兼ねた商品(おすそわけしマスク)の購入、そして値段が落ちついてきてからのものを何種類か購入して、現在に至る。
この1年で、いろいろなことが変わった。マスクやアルコール製品の流通は潤沢になったが、人と会って話すことがなくなったし、気軽に「会おうよ」とも声を掛けづらくなった。