いま、音声の録音に凝っている。
マイクが3000円前後で買えるなどと知らなかった人間としては「1年の遅れをこれから取り返すぞ」の気分である。
以前から何度か書いているかと思うが、去年の4月か5月ころに、童話など著作権切れの話を朗読して、ネットに載せようかと考えた。
そのとき…
…で、結果として、話が塩漬けになってしまった。
ところが、つい先日マイクの話をFacebookで書くと、20年以上も前から知り合いの知人が「安いのもあるんだよね」と話をはじめた。安いマイクを比較している動画もあるからYouTube見てみれば、と。
動画を見て、改めてマイクを検索すると、たしかに3000円台から買えるらしい。しかもWi-Fiのヘッドセットではなくて置き型タイプでも、それくらいからあるのだ。
そして、マイクが音を一方向から拾うものであれば、多くの問題が解決する。周囲の覆いを以前より強固な段ボールで作れば、雑音除去のソフトについて心配しなくても、なんとかなるような気がしてきた。さらに、最初に考えていたものと別の配信サービスを使えば、作っておいた音声ファイルをそのサイトにインポートできることもわかった。
すっかりやる気になって、たった半日の検討後、Amazonでポチッ。そして翌日これが家にやってきた。
到着後、ただ広げてみたところ。これがすべて付属で2980円。
ここには付属していないが、アダプタに接続するイヤホンまたはヘッドフォンは、あったほうがいい。挿す穴の数はその分だけ余裕がある。
イヤホンは家に余っていたので、ほとんど何も買わずに使用を開始することができた。
なお、付属のアダプタケーブルは、type-cのパソコンやタブレットにつなげるものなので、それ以外のものにつなげたい場合は、買いに行く必要があるかもしれない。
数日ほど実験してみて、いまのところ問題なし。音声はクリア。よほどのこと——たとえば家の前を石焼き芋屋でも通らないかぎりは、なんとかなりそうな気がする。ほとんど雑音除去のソフトにもお世話になっていない。
今回購入したのは…
Amazonの、この商品。
なお、よく似た名前で6000円のものもあるので、注意。
というわけで、現在のところ音声のテスト中である。目指せ、朗読。
(それにしても、その知人とはずっといろいろな話をしてきたつもりだが、なぜ20年以上ものあいだ安いマイクの話が出なかったのか、その謎は残る…)