何を書いたらいいのかわからないと、毎年この日には悩む。ここで無理に書かないときは、Facebook等で、言葉少なに、苦しさや悲しさをつぶやいてきたようだ。
心が乱れる。10年目ということもあってか、以前なら数日前と当日にネットやテレビで話題が出ていた記憶だが、今年は1週間くらい前から特集がはじまっていた。気持ちがざわざわと、落ちつきがなく、この数日はおろおろしてしまうことがあった。
このブログで東日本大震災で検索をかけても、そういう名前を使うようになるまでにタイムラグがあったため、初期の数日間については引っかからなかった。
これは、当日の分。
この日は、ブログを「ですます」調で書いていた。このブログにしてから10年以上で、おそらく数回しかない「ですます」だろう。
あの日から、電気炊飯器を使わなくなった。
あの日がきっかけになって、義父の寿命は、おそらく縮まった。
いろいろなことが、あの日につながっている。
事前の情報が多かったから今年はとくに気持ちが乱れたのか、あるいは、年齢を重ねるにつれて、あの日の重みが増してきているのか。どちらなのかはわからない。
あの年の夏を最後に、東北方向への新幹線に乗っていない。
次に利用するときは、明るい気分になっていられるようにと、願っている。