気温が低い日がまだあるせいか、感覚としては春というよりも冬の延長線上といった気分になることもしばしばある。
だが今日、夕方5時に近所を歩いていて、すがすがしい夕暮れと、雨の翌日で澄んだ空気のなか燃えるような新緑に、目を奪われた。住宅街のスーパーには店の内部の深くにまで、日差しが通っていた。瞬時の外出とはいえこうして味わうことができた美しい時間に、誰にというわけではないが、感謝したくなる。
この半月ほど、パソコンでの作業とNetflixを見るあいまに散歩をしている程度で、徒歩以外での外出はほとんどしていない。桜の季節はなんとか近所で楽しめたが、もう少しだけでも気楽に季節を味わえたらよいのだが。
そういえば、施設にはいっている義母分のワクチン案内(クーポン)は、区が発送を開始した日の翌日に届いた。だが接種はけっこう先だろうと施設の人が言っていたため、まだ持っていっていない。
施設にはいっている高齢者でもそういった話であれば、わたしたちは普通の中高年なので、順番としては最後のほうだろう。真夏あたりかもしれない。