毎日たくさんの人が探しているという横浜市戸塚区のヘビだが、どうなるのだろう。ヘビの気持ちになってみると、なんとも哀れだ。日本に連れてこられて、狭いところで飼われて、逃げ出したら何十人体制(最初は10人だったらしいが)で、日々追いかけられている。どこにいるのだろう。
住民の方はとても心配だろうし、わたしもまた自宅近くに大きな生き物がいると言われたら落ち着かない気分になるのだろうとは思うが——。ついつい、ヘビについても、気の毒だと考えてしまう。
そういえば、1990年に青森のデパートで爬虫類展からいなくなったニシキヘビを、木村藤子さんという方が場所を言い当てて見つけたという話を聞いている。それまでは地元でのみ(占いや霊能力で)有名だった木村さんは、その後は全国的に知られるようになったのだそうだが…そのとき、ヘビはどこにいたのか。
検索したら、いなくなった場所から近い駐車場にいたようだと書いている人がいた(これは「木村藤子 ヘビ どこにいた」で検索したら上のほうに出てきたので、よろしかったら検索を)。
今回の件で、ネットでは「木村さんに聞けば」と書いている人もいるようだが、当時の木村さんの言葉は(書いてあることが実際にものであればだが)かなり常識的だ。「遠くには行っていない、車が動くと怖がって出てこない」というのは、人生経験のある人の推察としては、「あり」なのではないかと思う。
やはり、今回のヘビも、「近い場所」にいるのではないかという気がする。警察や関係者が、元飼い主(現在は引っ越して別の爬虫類らも譲渡済み)の自宅のあった建物を、何度も捜索したというのは、かなり妥当と思われる。残念ながら発見には至っていないわけだが、動けば目立つ大きさであるため、近くにいるのではないだろうか。
行方不明のヘビが早く見つかりますように。