ディズニープラスの「マンダロリアン」を何話か見はじめたのだが、話題作とあっておもしろいと思う反面、何やら戸惑いもある。
このマンダロリアンという番組は、ヨーダの子供時代のような見た目の生き物がやたら可愛いという、それに尽きる。少なくとも数話を見た段階では「それ以外のストーリーは、すべて付録なのではないか」と書いても、過言ではないようだ。有料チャンネルではあるが、雰囲気だけでも知りたい方は、こちら → ディズニープラス: マンダロリアン
戸惑いというのは、大人が見る番組の中心に「可愛い」を持ってきたことだ。日本のように「可愛い」が大人にも受けいれられやすい土壌が、アメリカにもあったのだろうか。あるいは、最近こうなったのか。
主人公のマンダロリアンは、自分が依頼に応じて捕まえてきたザ・チャイルド(仮名)が命を奪われかねない状態にあると気づき、謝礼を受けとって任務は終了だったにもかかわらず、奪い返してお尋ね者になる。
行く先々で、大人にも子供にも愛されるザ・チャイルド。台詞はなく、見た目は幼児のようだが、実際には50歳らしい。
かつては、日本以外の作品ではとくにだが、可愛さを前面に出す作品は子供向けだった。これはスターウォーズの世界観を踏襲した新シリーズなので、大人ももちろん見るものだ。見はじめても、見終わっても「可愛かった」が頭に残るこの作品、これは今後の流れを変えるのか、あるいはこれだけがとくに成功例となるのか。
短いのでまとめて見てしまうこともできるのだが、少しずつ見ている。いまのところシーズン2まであるらしい。