いや、笑った…。ネットで検索をしたところ、どうも何割かの人が「風邪を引いたらネギを直に首に巻く」と思っているらしいことが判明。そして「皮膚からネギの成分がしみて風邪に効くなんて、ないだろー」と、お考えのご様子。
あれはだな…表面がしんなりするくらいまで長ネギを加熱し、薄い布(たとえば手ぬぐい)につつんで、首に巻くのだ。わたしはネギが嫌いだったのでよけいに感じたのかもしれないが、熱いうちに首に巻かれるとわかる「ネギ臭」が、何やら喉や鼻にいいということになっていたのだろうと思う。
わたしの子供時代は迷信や民間療法も盛んで、とくにうちの実母などは民間療法や妙な暦(お風呂を沸かしてはいけない日とかいうもの)まで、しっかり頭にはいっていた。長ネギを巻いたまま幼稚園に送り出されたこともある。
風邪に効いたかどうか、わからない。だが親がそう信じていて、それに逆らわずに素直にネギに巻かれるとき、風邪の心細さからか「おまじないをしてもらった」という思いで、安心感があったのだろう。
ともあれ、長ネギを生のまま、布にもつつまず首に巻いているブログを見て、かなり驚いた。