急いでメルアドを調達する必要が生じた。すでに2アカウントあるGmail以外で、そして見た目がいまひとつなYahoo!も除外し、さらには自分が持っているドメインでメルアドを発行することなく(無関係な人に自分のドメインをさらすこともあるまい)、さてどうしたものかと検索したところ、まさかのAOLが見つかった。失礼ながらの第一声は「まだあったのか」である。
無料メルアドは、かろうじて取得できたが、サポート体制の薄さ(日本語では公式サポートがなさそう)、そしてメニューの随所に見られるリンク先や情報、インターフェイスの使い勝手での「放置されて長そうな雰囲気」、さらには、説明で書かれている内容が古くて実際とは合致していないように思うがそれでも訂正されていない寂れ感があったが、とりあえずひとつ作成してみた。
(説明の間違いとしては、たとえば取得できるメルアドはaol.comだが、説明では「aol.jpしか取得できません」とあった。もしかすると一時期はそうだったのかもしれないが、現在はaol.comのみ。両者は連動していないため、aol.jpは使えなかった。ただし、ウェブメール関連メニューはaol.comとaol.jpのドメインを行ったり来たりするので、ウェブとしては連動しているようだ)
いまどき無料でのメールサービスは、手間はかかるし、コストもたいへんだが、だからといって管理で手を抜けば大問題になるので、気は抜けない。日本国内でも数多くの無料メールサービスが姿を消したが、そこはやはり世界的な老舗であり、20年以上前にはインターネットでかなりの存在感を持っていたAOLなので、急に何もかも捨てさることはできないのだろう。アクティブかどうかはともかく、使いつづけている利用者も、多いことと思う。
わたしが今日作ったアドレスは、1年間くらい「ねんのためにメールを待つ」ためのもので、仮にAOLがサービスを終了してしまうことがあったとしても、1年くらい前には予告してくれそうな気がするので、用は足りる。
それにしても、ウェブメールとしてはインターフェイスがもっさりしているし、広告などが用をなしていない気がするが、わたしはIMAPでiPhoneから読み書きできるように設定したため、長文を書く必要が生じたときのみパソコンから画面を開くことになる。おそらくこれは、儲けが出るはずもない。
ともあれ、1年ほどお世話になります、AOLさん。