月に1000円を目安にネットで宝くじを買ってみようと、宝くじネットに登録したのが8月下旬。
いまのところ、当選は200円(^o^)。そうそう当たるわけがないと思うが、当日になって当選チェックをするのが楽しみだ。
さて、誰でも考えることだと思うが「高額当選者というのは、実際にいるのか」だ。人生が変わってしまって、急に転職したり無職になったり、まったく知らない土地に豪邸を買ったりして友達も作り直しになり、余生をどうしたらいいのかがわからなくなったりするのか…である。
そういえば、東京に暮らすようになってから、そこそこ仲良くしてきたはずの人が引っ越し先を誰にも伝えずいなくなってしまったことが数回あったが、あれはトラブルに巻きこまれて逃げたのではなく、宝くじだったと思うことにすればよいのか。元気でしょうかTさん(あ、名字が思い出せる人のどちらもTさんだ)。
さて。
田舎で、2回くらい高額当選しているという噂のおじさんがいた。だが仕事は同じだし(スーパーの駐車場など、空いているスペースで商品を売る仕事で、定期的にあちこちに移動していた)、服装も庶民的だし、モノを売る仕事にしてはあまり社交的とも思えなかった。
だが同級生らによると、宝くじが当たった人らしい。
あるとき何を思ったか、友達としゃべっていたわたしを、近くまでやってきたそのおじさんが「じーっ」と見ていたことがあった。同級生らによると、あきらかにわたしを見ていたらしい。さすがに気味が悪くなり、家に帰って家族に「あの、○○スーパーの前で売ってるおじさんだけど」まで言いかけると、親が「ああ、あの人」と、すぐわかってくれた。
じっと見られた話をする前に、もしやほんとうに有名人なのかと、「あの人って、宝くじに当たったんだってね」と言ってみた。すると母が間髪入れずに「2回だよ」と。
おい、待て。当時は人口17万人くらいいた北関東の小都市。そのスーパーからでさえ、家は2キロ以上離れていた。間髪入れずに「2回だよ」とは、どれだけ有名人なのか、あるいは田舎の人間が暇なのか。
あまりにびっくりしたので、じっと見られていた話をしようと思ったが、それきりになってしまった。
というわけで、高額当選者が存在するということそのものは、おそらく間違いないのだと思う。そしてまた、当選者が必ずしも身を持ち崩したり一家離散するわけでもなさそうだとそのときに感じたまま、わたしのところに新しい情報ははいってきていない。