夕方に所用で近所の商店街とコンビニに寄ったのだが、一般の食料品店の店頭にも、要冷蔵品レベルのケーキ(店頭は寒いからいいということなのだろうが、厳密には屋外だった)が積まれ、コンビニの冷蔵棚には、消費期限が25日までと書かれたホールタイプのケーキもあった。
あれは、売れ残らないのだろうか。当日まで何も準備をしておかなかった人が「そうだ家にケーキでも買っていくか」と、夜の住宅街でホールタイプのケーキを買って帰ることが、あるのだろうか。まさかあれをひとりで食べるということもあるまいし、誰かに買って帰るなら事前に万端の準備(どこかで予約する)のが普通ではないのか。
いや「たまたま24日の晩でも売れ残っているケーキがあるから、買うか」という人が、いるのか?
コンビニなど小売店も「誰かが来たとき1個もないと可哀想だから仕入れておくか」という考えが、あるのか?
まさか、売れ残ったら夜シフトのアルバイトに配布するとか?
売れ残るリスクを減らしたい小売店が多いのかと思っていたが、2021年でもこうなのかと思うと、何やら「景気が悪いはずなのに昔と同じと信じたくてケーキを仕入れる」という、ダジャレにもならない構図が浮かぶ。