100万円を超える支援金と、物品での差し入れ

 安倍元首相を殺害したとして現在は鑑定留置中の身である山上徹也容疑者に、現金や物品の差し入れがあるという。現金の額は100万円を超えるのだそうだ → 2022.09.08 jiji.com 山上容疑者に支援金100万円超 事件正当化に識者警鐘―安倍氏銃撃2カ月

 殺害を実行に移す以前に、長年たいへんな家庭環境にあったというのはネット記事等で目にしているが、現在の本人にそういう支援をするという発想は、わたしにはない。そして正直なところ、意図もよくわからない。

 本人は現在のところ現金をもらっても、使い道がない。日用品や食品を買うことはできるかもしれないが、先のことがまだわからない状態である。ねんのために鑑定はしているが、責任能力なしという判断にはおそらくならないと思われる。そのあとで通常の裁判をすれば、裁判も長いだろうが、その後もしばらく出てこられない。なぜ現金を、と思う次第である。

(たまたま合計額が100万円を超えただけで、ひとりひとりは少額を送ってきたという可能性も、あるかもしれないが)

 留置施設は狭いので、送られてきたものは弁護士を通じて親族宅に転送しているとも聞く。

 宗教団体のことで苦労をした人が他人事とは思えずに何かしたいと思ってのことかもしれないし、まったく違う理由かもしれないが、もしこれまでの人生に同情したということであるならば、被害者支援をしている団体等への寄付もまた、検討してはいかがだろうか。

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。