Twitterで「田母神さん」というタグがあったので、見てみたところ、かなり驚いた。
裾野市の保育園の虐待の話。本当に問題にするほどのことなのか。子供の足を掴んで逆さづりにして子供が喜ぶことなんかよくあることだ。保育士が逮捕されるほどのことなのか。今朝のニュースでは市長が園長を刑事告発するという。子供を守るのではなく事なかれ主義で自分を守っているのではないか。
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) December 4, 2022
この方は、足をつかんで逆さづり、という表現で何を連想したのだろうか。テレビを見ていなくて字面で読んだだけのわたしでも、かなり驚いたニュースだったが…。
普段は読んでいるという人からも「これはさすがにひどい」という意味のリプライが見受けられた。わたしは驚くと同時に、2014年の都知事選立候補で田母神氏が何票を獲得したのかを、Wikipediaまで見に出かけた。
結果は4位。61万票である。
あのときも衝撃を受けたのだが(氏の言動は以前から自分と相容れないものを感じていたので、まさか10万票以上とはと、当時もかなり驚いた)、どうやら月日が経って記憶の中の数字が目減りしていたようだ。61万票。あのときそれだけ支持していた人がいることを、忘れてはならないと思う。
わたしは宇都宮健児氏が出る場合にはいつも応援していた。だが2014年の結果は、細川護熙氏が出なかったとしても桝添氏には勝てなかったであろう事実と、田母神氏の数字で、打ちのめされた。
もし立候補者の顔ぶれが違った、あるいはなんらかの事情が重なった場合、田母神氏が都知事になっていた可能性があるのかと思うと、申し訳ないが、かなり強い不安を感じる。やはりわたしは、もっと有権者に投票に出かけてもらいたい。
投票率が高くなった場合にどんな景色が見えてくるのか。あるいは有権者同士の意識がどう変わっていくのか。ぜひそれを知りたいし、今後もずっと見届けたい。