Duolingoでは現在8カ国語を学んでいるが、そのうち音声入力を経験していないのはアラビア語とラテン語である。それ以外の言語は問題に発音チェックがあるか、あるいは単語をその言語で入れる必要があるため、手で打つよりも速くできる音声で入れている(←手で入れるとスペルがわからなければ行き詰まるが、音声が合っていればスペルはAIがなんとかしてくれる)。そのため、iPhoneにそれら言語のキーボードを入れている。
場数はけっこう踏んでいるのだが首をかしげてしまうのがフランス語。Je (わたし)と Tu(あなた)は、発音が似ているようにはとても思えないのだが、わたしはどうもしゃべり出しの部分で音量が小さいようで、文頭でJeと言っているつもりが、かなりの確率でTuにされてしまう。フランス語は主語によって動詞のスペルが違うため(ややこしいことに音は同じである場合が多い)、je なら動詞に s が付かないところ、tu だと思ってAIが動詞の最後に s を補ってしまうので、けっきょくまとめて手入力で編集をする。
注意して発音していてもだめかと思えば、逆も。うっかりキーボードの音声をそのままにして「Je mange un croissant. と言ってるのに、勝手に tu manges にして、ほんとうに腹立つ」としゃべっていると、画面には Je mange と正しく出るのだ。いったいどういうことだろう。
また、不思議なことに、ウクライナ語でもロシア語でも、数字に関する発音がわたしはヘタらしい。読み上げたときに正しければ単語の色が変わっていくのだが、どちらの言語でも、文章でその周囲にある単語はすべて色が変わるのに、数字だけはぜったいに白いまま。それでも数字部分が少なければ全体として発音できたということで点数をくれるのだが、なぜ数字部分だけヘタなのかがまったくわからない。
中国語は、人という意味のピンイン表記で rén 、カタカナで表現すると内側にくぐもった「ジェン」のように聞こえるものがあるが、これがまったく発音できない。白いままである。でもこれ以外の部分で通るので、点数はもらえる。しかもこの音は「日本人」という単語 rìběn rén (カタカナで表現するなら内側にくぐもった イーペンジェン のような雰囲気)で2回も言わねばならず、かなり難しい。現在もっとも発音しづらい単語である。
ポーランド誤、チェコ語は、なぜかかなり相性がいい。聞こえたままに発音するだけで、そこそこ正確なスペリングを出してくれる。ウクライナ語、ロシア語と語彙は近いので音を聞けば意味が推測できる単語もあって学習に有利だが、それ以上に、スペリングがキリル文字ではなくアルファベットなので、文字を見ただけで発音が想像できるのがありがたい。
次はハンガリー語、トルコ語、エスペラントのどれをやろうか考え中である。