吐息のように、話を作る: ChatGPT

 昨日からChatGPTを試している。英語だけでなく日本語で話しかけてもいいと聞いたので、日本語で質問してみることに。ところが「日本の米の銘柄を」までを打ったところで、間違えて改行を入れた途端、相手はすさまじい勢いでこんなことを書きはじめた。

ChatGPT体験——こんな米の銘柄があったのか

 これは文字で書いてしまうと検索エンジンが拾ってしまうので、画像でお楽しみいただきたい。

 またたくまに、チャットのスピードでこれを書くのである。内容はまったくのでたらめだが、文法としては日本語なので、真面目な内容かと勘違いして読む人もいるかもしれない。

 これは、けっこう危険である。嘘っぽさを嗅ぎ分ける能力が衰えている人たちの前に(もしくはそうした状況下で)こういう「しれっと」答えてくるAIが出現したら、地味な事実は華やかな嘘の陰に、身を潜めざるをえなくなるかもしれない。

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。