近未来か、設定の違う奇妙な世界を描くイギリスの作品「ブラック・ミラーは1話完結。順番に関係なくどの作品を見てもよいドラマらしい。
Netflixにあったので、ふたつほど見てみたのだが、今日見た「1500万メリット」という作品には驚かされた。
練られた脚本、風刺。そして見終えたときに重くのしかかる暗さと、悔しさ、歯がゆさ。これはまさに「世の中」なのである。
描かれているのは社会にがっちりと組み込まれた一般人だ。身動きがとれないほどにがんじがらめの世界でありながら、そこに暮らす一般人がランクの上下を意識して「下には下がいる」、「上に行けばああなれる」と、見せかけの選択肢の中で自由に生きているように感じている悲しさ。そして、それを指摘しようとした人間もまた…。
Netflixに加入している方は、ぜひこの話(第一シーズン2話目)だけでも、ご覧いただきたい。主演の男性は「ゲット・アウト」などで活躍のダニエル・カルーヤ。