プリペイドSIMの値段を調べていた。以前はよく知人に短期滞在用のSIM購入を手伝っていたのだが、このところそういった用事はコロナ禍で遠ざかっていたため、調べるのはひさしぶりだったのだ。
で、なぜか海外からの短期滞在者に人気の、DHA “Nippon SIM”シリーズが、ヨドバシでけっこう高い。何でだ、何でだと、よくよく見たらeSIMだった。ついでにヨドバシのラインナップをよくよく見たところeSIMが多めのようだ。力を入れているのだろうか。
たしかに期限または容量が上限に達したら物理的に引っこ抜く手間もないし、ただ使えなくなるだけなのだから、いいのかもしれない。あまり頻繁にSIMなどを入れ替えて何かあったら嫌だなというのは、わたしのようにズボラな人間はよく考えることである。そのリスクがなくなるのだから心理的な負担は減る。
いや、しかし。
価格を考えるとやはり高い。たとえば15GB用でメーカーやAmazonならば3000円前後の物理SIMが、似ている内容のeSIMでヨドバシでは4980円である。しかも物理SIMのほうは容量が上限に達しても低速で通信ができると書かれていた。これならば、SIMの抜き差しをするのは自分ではないので、値段が安い方を勧めた方がいいだろうという気がする。
(画像は、楽天にあるメーカー公式サイトから)
それにしても、短期滞在用のSIMでもeSIMの時代になったのだなと、たった数年この話題から離れていただけで、すっかり浦島太郎な気分だ。