殺人事件など、悲惨な話が流れてくる。当事者のうち被害者は亡くなってしまっている場合もあり、何も弁明できないのに、想像や断片的情報から被害者がどんな人だったかをネットで書きまくる人がいる。そしてそれを信じて拡散する人も。
ストーカーという言葉を世に知らしめた悲しい事件があった。被害者に落ち度がなくほんとうにストーカー被害だったが、加害者側の人間達は被害者の中傷ビラを撒き、警察も被害者の訴えをまともに取り上げなかった。残念ながら被害者が亡くなってからも、交際のもつれだったと間違えて報道していたメディアもあった。
そして女子高生コンクリート詰め殺人事件についても、事件にまったく関係のない芸能人が、長年のあいだ加害者のひとりであるとの中傷にさらされた。
情報が集まり、事態がある程度の落ちつきを見せたところで自分なりのコメントを書くことは、そんなに難しいのだろうか。
ネットでいま心ない発言をしている人たちは、すぐ立ち止まらなければならない。