語学が好きとはいえ、それ以前は関心のなかったDuolingoに参加して800日。毎日ログインして何カ国語かは学習している。現在14カ国語とMusicで計15コースだっただろうか。Musicはモバイルにのみ対応で、画面を見ながらABCDEFGなどをリズムよく押していくだけで点が取れる……はずが、わたしには無理である。ときおり学習のお題に「musicを○○問やる」と出たときはメニューを開いているが、やはり音楽はちんぷんかんぷんだ。
ロシアが2年前の2月24日にウクライナに侵攻しなければ、わたしがDuolingoを通じた多言語学習をすることはなかったかもしれない。Duolingoが当時「ウクライナ語学習で出る広告費を寄付に回す」とどこかで発表したので、ならばやってみようと思ったのだ。現在、点を取るためにはウクライナ語の音声復唱がもっとも効率よく、意味がわかっていないものも含めて15分〜30分くらいやっている。おかげで意味もわからないのに「クルシーブケってなんだっけ」とか(スニーカーである)、突然に「ピッツァ・ベズ・セロ(チーズ抜きピザ)」とか、あれこれ頭に蘇る。少しは学んでいるのかもしれないが、それでもウクライナ人がもし目の前に出てきたら英語でコミュニケーションすること間違いなしである。
ポーランド語の画面を開いていて、何問か解いているうち(似ているので)チェコ語だったかポーランド語だったかわからなくなる。チェコ語を開始してすぐは「ポーランド語は小難しかったがチェコ語はそれにくらべて丸さがある」などと思っていたが、いまはどちらの言語であってもあまり難しさの差は感じない。ただひたすら「自分がやっているのは、どっちだっけ」で悩む。
これは最初の半年くらいのあいだ「これってロシア語だっけウクライナ語だっけ」と、短い文章を目の前に出して見くらべてもわからなかったころと同じ現象だ。慣れるしかないのである。幸いなことに、現在はロシア語にしか出てこない文字と両言語の多少の文法が頭にはいった関係で「これはウクライナ語」、「こっちはロシア語」と、少しはわかるようになった。だがロシア語の読み方が(文字は似ていても)ウクライナ語と違うので、ロシア語の読み上げではスピードが上がらず、点があまり稼げないのだが。
そういえば何週間か前、このドラマ「ドライブ in ウクライナ」 (英語タイトルは In her car)を見たときは、ウクライナ語、ロシア語、それ以外が入り交じって、頭が混乱した。
ウクライナの「今」を描く
BS海外ドラマ『ドライブ in ウクライナ』日本初放送
[原題] IN HER CAR
放送予定 BS [日本語字幕版]
2024年2月26日(月)午後11時30分~(第1~3回/3話連続)
2024年2月27日(火)午後11時30分~(第4~5回/2話連続)https://t.co/GALYTZalG1— 在日ウクライナ大使館 (@UKRinJPN) February 7, 2024
シーンによってはロシア語とウクライナ語をそれぞれが喋っている場合もあり、ロシア人役が相手がウクライナ人だからとウクライナ語を話したり、そのたびに字幕のカギ括弧の種類が変わったりするので、話の内容より「単語を聞きとってやる」と意地になった場面も。
そろそろオランダ語もやってみたいのだが、実はヒンディにも興味がある。さて、どうしようか。