映画のタイトルで検索してWikipediaにたどり着いてしまうと、あらすじどころかネタバレを読まされてしまうので、ご注意あれ。
無戸籍の女性が主人公の話らしいとだけ聞いて、配信で見てみた。過去にいろいろあった女性が結婚を申し込まれた翌日に失踪し、相手の男性がその謎を調べる話である。
内容はけっこうすごいのだが、なんというか——思い切った描き方である。作り手が主人公の女性を人から愛される(もしくは同情される)キャラにしようという意図を持っていないのは明白で、かなりサバサバと、怖い人物として描かれている。悲惨な子供時代を送るとこういう正確になるのも仕方ないという見方もあるかもしれないが、最後まで底知れずに怖い。
見たのは数日前だが、主人公が口ずさむメロディが頭から抜けずに苦労した。インパクトは絶大。