わたしの理解では、何らかの原因(食べ物、薬品、蜂に刺されたなどの外傷、あるいは物質への接触)でアレルギー症状が出て、短時間のうちに全身にその反応が広がることがアナフィラキシー、さらに血圧低下や意識障害がともなう場合はアナフィラキシーショックと呼ばれている。
14日夜から15日にかけて、政治家の体調不良を報告する言葉として登場したため、このアナフィラキシーが有名キーワードになった。具体的に何に対するアレルギーかを発言するわけにはいかないがうやむやにするわけにもいかず、仕方なく使った言葉かと想像している。個人の会話ならアレルギーの話も出せるかもしれないが、親しい人以外には語らない方がいい個人的な話だ。
わたしは山に近い場所で生まれ育ったため、蜂に刺されたら二度目がたいへんだとの話をよく聞いていた。一度目で体内にできた抗体が二度目で強く反応するため全身に症状が出てしまうのだと。
わたしの実母は山菜やキノコを採りに山にはいるのが非常に好きで、その日の服装が同行の人々より黒っぽかったことが原因かと本人が言っていたが、周囲の人の分まで多めに刺されてしまった。どうにかして自宅まで逃げ帰ってきてから家族に送られて病院に出かけた。あれが初回だったのか数回目だったのかは忘れてしまったが、ネットで検索したかぎりでは、1〜2年のうちに二度目があるとアナフィラキシーの確率が上がってしまうようだ。