昼ころに近所の投票所に無事に出かけることができた。以前から「投票のあとはどこに出かけよう」と相談していて、有力な候補は蕎麦屋だったのだが、わたしがこのところあれこれ体調のことで不安に感じて予定が迷走したため、今日はとりあえず投票のあとは近所のスーパーで「外食したつもりで高い弁当を買う」ということに。そして買ったのが、にぎり鮨。
以前は東京でも持ち帰り専門の鮨店が多かったのだが(手軽なところでは「小僧寿し」など)、最近はあまり見なくなった。弁当店などに押されているのだろうか。その代わり、スーパーの鮮魚売り場スタッフが作る鮨も侮れず、今回はこれで1000円弱。
帰宅後にこれを食べ、出かける前に下準備をしていた冷凍庫の霜取り作業。大きな冷凍庫(アイリスオーヤマ)は、ときどき霜取りをしなければならない。もしかしてここにも書いたかと検索したら、4年前の記事があった。
午前のうちに電源を切り、上記の記事に書いてあるとおりに保冷箱に冷凍庫の中味を移動し(あらかじめ凍らせておいた保冷剤たちも一緒に)、冷凍庫内部には古いタオル類などをたくさん入れて出かけた。帰宅後に弱くヘアドライヤーをかけると、みるみる氷がぐらつきはじめる。休みつつ、何回か断続的にヘアドライヤーをかけて、大きな塊を手でこそぎ落とした。ちなみに内部から氷の塊が落ちるときは、どれも「竹輪」にそっくりだった。
数時間後、大量の霜と氷が除去されたスカスカの冷凍庫に、食品をもどす。この作業のため買い控えしていたが、これからまた購入していこう。
さて、衆院選。
自民が減るのはわかっていたが、共産が伸びないどころか減ったのが納得がいかない。この数年の自民スキャンダルの大半を暴いたのは共産党が発行する「赤旗」である。立憲民主と国民民主に棚ぼたがあったが、共産党は議席を減らした。せめて両党は、共産党に恩義を感じてそれを口に出すべきである。それができないならば、みっともない。
ネットで事前に話題になっていた丸川珠代元五輪担当大臣とその配偶者である埼玉が選挙区の大塚拓氏。裏金の件で比例代表の名簿に載せてもらえず小選挙区でどうしても勝ちたいとのことだったが、見事におふたりとも落選した。溜飲が下がる思いがしたが、それでも丸川氏は数万票を取っているのが解せない。実績なし、新人議員のころからヤジを飛ばして品がなく、もっとも有名な台詞は「愚か者めが」である。それでも数万人の人が入れたというのは、わたしとは価値観が違うのだろう。
健康保険証の廃止案が今回の敗因のひとつだと、自民にはさっさと気づいてもらいたいものである。また野党も廃止の延期または再考をいち早く促してもらいたい。世の中の全員がマイナンバーカードを自分で管理できるはずがないし、まして作成のための撮影や作成後の収納管理といった、多くの人がごく基本的と考えるものでも難しい人がいるのだ。紙で配付を継続し必要に応じて併用することで何が問題なのか。
だいたい、マイナンバーカードで医療情報が一元化できるというのがうたい文句のひとつであるが、データが閲覧できるようになるまで数週間のタイムラグが生じるのである。それは一時的なバグではなくもともとの仕様だ。たとえば半月前に別の医院や調剤薬局で発行/処理された処方箋のデータは、直後から見られるわけではない。反映されるまでのあいだ別の場所で薬を処方される場合は口頭で伝えなければならないが、もし本人がきちんとそれを伝えられる状況になかったらどうするのか。
せめて併用。さっさとなんとかしてもらいたい。現状の強引な推進案には、ノーを突きつけなければならない。