2ヶ月に1回程度、処方箋をもらうために通院している病院だが、今日はかなり待合室が混んでいた。ただ患者の流れは速いので、風邪症状でやってきて処方を受けてさくっと帰るらしい。
人によってはコロナとインフルエンザの検査をして、医師から「どちらでもなかったですから、普段の薬との兼ね合いを見つつ、ちょうどよい薬を出しておきます」と医師の声が聞こえてくる。ああ、最近のコロナ検査はその場で出るのか? 数年前は1日経たないと連絡がこなかった。
また、検査をいっさいせずに風邪の薬をもらう人というのもいて、もし症状が楽にならなかったらコロナかインフルなのでまた来院してくださいと言われていたのだが、すぐ終わる検査なのなら二度手間三度手間を防ぐために検査くらいして帰ればいいのにと思ってしまう。(ちなみに古くからある総合病院のため、担当医や診察室の位置によってはカーテン越しに診察内容が聞こえてくるのであって、わたしが聞き耳を立てていたわけではない)
コロナの検査と言われてワクチンのことだと勘違いしてしまう高齢者もいた模様で、通路で「区役所から紙が来ていないと受けられないんでしょう」と、スタッフに尋ねていた例も。もしやその勘違いで検査をせず帰ってしまった人もいたのかもしれない。
風邪引きが多かったせいか、最近にしては珍しくけっこうな時間を待たされた。
その後に会計をし、中野マルイやヨークフーズをちらちら見てから、バスで帰宅。
中野駅近くのバス停は、サンプラザ解体などを含むさまざまな大規模工事予定により、再整備されたり移動したりすることが多いのだが、今日は参ってしまった。バスの始発で椅子に座って待っていたご高齢の方々が、バスが来てもすぐには荷物がまとめられないので、もたついていた。わたしたち周囲にいた人間は、その方々を待ってから乗車しようとしたのだが、反対側や周囲から歩いてきた人たちが、我先にと乗りはじめた。びっくり。なかにはわたしたちを見て足を止めた人もいたが、それでも5〜6人は、こちらを見もせずに先に乗っていった。
のんびり乗車したご高齢の方々が座れなくなるような混雑でなかったのは、せめてもの救い。
まったく、さもしい世の中である。
いったん帰宅し、簡単に腹ごしらえをしてから、調剤薬局へ薬をとりに出かけて、ふたたび帰宅。