店舗での販売は終了し、現在は一部商品の通販にのみ力を入れている盛岡花月堂(←この10年ほどは洋菓子部門の「プランタン花月堂」が有名だった)が製造している往年の菓子「八幡平の樹氷」(はちまんたいのじゅひょう)を、家族が盛岡駅で買ってきてくれた。かつてのように専用の売り場はなくなったものの、土産物コーナーにはまだ売られていたとのこと。
このところ慣れていた「プランタン花月堂」の洒落た焼き菓子ではなく、古くからの「盛岡花月堂」が作る「八幡平の樹氷」を、うるうるしながら受けとる日が来るとは思ってもみなかった。もはや通販の品目も削られてしまっているので、入手してもらっただけでもありがたい。
オンラインショップではこれまでレーズンサンドや、ちょっとした焼き菓子、ブッセのようなものも多くあり、この10年ほどはときおり大手の通販で買っていた。「八幡平の樹氷」もちょっと洒落た半生バージョンのようなものが出ていた時期もあったと思うが、今回買ってきてもらったのは、かつての「昔ながら」な雰囲気があるものだ。
八幡平の樹氷と、タルトタタンのアップルパイを土産にもらったが、家族の話によるとわたしが前回の滞在で菓子類を購入した駅ビル内「わくわく広場」という店も閉じてしまったそうで、なにやらさみしい。あちこちの地方から個性的な商品を集めていたので、盛岡なのに埼玉などの菓子を買ったりしたものだった。