大昔のWindows時代、そしてその後にMacに切り替わってからも20年ほど、数年単位でデータベースソフトを使っていた。表計算ソフトで代用する気分になれない、きちんとしたデータ管理をしたかったのだ。最後に使っていたのはかなり古いバージョンの Tap Forms である(数千円の課金をして入手)。
そのときどきで割安のソフトを手に入れてきたが、さすがにこのご時世では
・「完全無料の表計算で我慢するか」(例: Googleスプレッドシート)
・「現在は8000円の出費を覚悟してTap Formsを再入手するか」
・「完全無料なMac用アプリをダウンロードしてきて手作業で構築」(Mac App Storeには、いくつか個人が無料で使えるカード型データベースアプリが登録されている)
……これくらいしか思い浮かばない。超高級品のClaris File Maker Proなど、いくらかかるのかわからないが、おそらく5万円以上〜10万円近くするのではないかと想像。
で、ひとまず無料のMac用アプリを落としてきた。だが画面を開いて数分後に「すべてを最初からやるのが(升目を作ったりデータ内容のプロパティを設定したりするのが)、めんどくさいというか、耐えられないというか、自分の頭がもうそういう方向に向いていない」と実感できて、あきらめてしまった。
ではやはり表計算ソフトで我慢するのかというと、そういう方向でのあきらめもつかず、さらに検索していたところ――
「Notionで、ただで作れる」と書いているブログさんを発見。
画面を見ると、たしかになんだかできそうである。
さっそく自分が普段使っているNotionに出かけて、ノートブックを作成してみた。
さて、ここから先どうしようかと思っていると、質問してくれと言わんばかりに、AIのチャットが小窓で立ち上がっている。
わたし「データベース作りたいんです、これこれ、こんな感じで」
Notion AI 「毎日こつこつ足していくならデータベース。見栄えと、たまにしか更新しないなら表を作ってマークダウン形式で。おそらくデータベースの方がいいでしょうから、画面にデータベースを作成するコマンドを入れ、そのあとで必要な項目を作ってください……」
そこで言われた通りにコマンドを打ったが「これ、1個1個自分で項目入れるのが面倒すぎる。もうそういうトシではない」と断念し、ふたたびチャット窓へ。
「項目はこれとこれとこれと……(ぜんぶ書いた)……ですので、テンプレートをお願いします」
すると、作業をしようとしていたノートの脇に、テンプレートを用意してくれた。しかも入力方法のアシストまで含む至れり尽くせり。
実際の入力には、作成したノートの側で、入力のため改行を入れるだけでそのテンプレートが脇に立ち上がる。入力し、次の行に進むと、そのテンプレートに書いた内容が上の行に記入されているという、楽々な展開に。
こんなに便利だったんだ、Notionは…。いままで何年も、ウェブ記事のクリップ倉庫にしていてすまなかった。
そんな気持ちからAIの使用制限について調べると、なんと「ひとり20回まで」である。1日制限ではなく、「ひとりが持っている作業スペースで20回まで」だ。おぉ、それを知らずに、今日で2回使ってしまった。
まあ、だが、1回テンプレートを作ってもらえれば、それを手直ししていくことはわたしにもじゅうぶんできるので、あと18回を使い切るまでには数年以上かかることだろう。
Notionありがとう。助かった。