note.comを最近けっこう読んでいるのだが、ぐいぐいと文章を読ませる人が多いと感じる。もっとも、note.comにだから集まるのではなくて、人がたくさんいる場所なので、たまたま目の前に流れてくる話が「多い」ということなのだろうと思う。
つまり、田舎の道を歩いていて自分と話題の合う人とすれ違うことは(確率として)多くないが、東京の繁華街なら出会う確率がより高いということだ。これはnote.comというところが、その人がすでに書いた内容と近い単語を使っている人の記事を目の前に出してくるなど、そういう工夫をしていることも大いに関係があると思う。
それから、外国に住んでいる人の記事が多い。これは(半分くらい想像だが)普通に日本語で会話をする量が減っている状況で、母語である日本語で人とつながれるネット空間に、吸い寄せられる人が多いのではないかと想像する。多くの場合は「思いの丈を、遠慮なく書く」という姿勢が顕著であり、結果として「読まれたい」という意気込みというか、ほとばしりのようなもの――おさえきれない気迫が、読み手を圧倒するのではと。
もちろん内容も多岐にわたっている。ただ、日本人が多い場所に住む人は、少し曖昧に書くようだ。逆に日本人が少ない場所に住む人は、ずばりと地域名さえ書かなければ、身元や立場がばれる心配も少ない。それもあってか、のびのびとしている。読む側も「世界の遠くの国に、こういう人がいるんだ」と、ごく自然に応援したくなってしまう。
改行をたくさん入れる人の文章は好きではなかった。だが、改行だらけでも(二重改行を多用する場合ですらも)、読みやすい人はいる。逆にかっこうだけつけていても、やたらと読みづらい人も。それから「中身なし」の文章も、タイトルがうまいとクリックしてしまうが、タイトルだけうまくて中身が下手という人が、残念ながらけっこういる。
わたしも、文章を書くのは好きなので、できるだけ読みやすいものを目指したいと思う。