急いでいるなどの理由で、多少高くても店員と話をしてさっさと買ってしまいたい人もいれば、その日に買う買わないはともかく棚をじっくりチェックしたいから放っておいてほしい人もいるだろう。店側と客は、互いの微妙な感覚を尊重しつつ、それとなく距離を測っていく必要がある。
先日どこかの記事で、渋谷ヒカリエの中の一部ショップで、声をかけてほしいかどうか客が意思表示できるブレスレットというものを導入したと読んだ。まぁ、そこまでしなくてもいいかなという気はするが(個人的には)、それはわたしが、あまり店員が寄ってこないような場所でばかり買い物をしているということにほかならず、それほど真剣に考えたことがないからかもしれない。
だがたまには、食品関係の売り場でも「え、声かけてくるの?」という驚きは、ある。
たとえば物産展や食品処分市で、手にとって原材料その他をチェックしようとすると解説をはじめる若手の店員。いや、わかってるし、その解説ちょっと微妙に間違ってるし、何も言わなくていいから黙ってわたしに裏面をチェックさせてくれと、心の中で言いたくなることしばしば。
(現地から生産者が直々に来て解説してくれる場合ではなく、あきらかにデパートの若手スタッフが研修の雰囲気で声をかけてくる状況の意)
そして先日、カルディの某ショップ(カルディは爆発的に増えている… ^^;)にて、わたしはコーヒー豆を選ぼうとしていたが、2種類買おうとしていて「ひとつは定番のマイルドカルディと、あとはどれにしようかなー」のタイミングで「お客様、コーヒーで何かお探しですか」——
いや、これは聞かれたくなかった(苦笑)。
とっさに「マイルドカルディください」と、1種類にしてしまった。もうひとつ買おうと思ったのにな。。。せめて「決まったらお声がけください」とか「お好みの細かさにお挽きします」とか、そのくらいにしてもらいたかった。「お探しですか」って、あー、なんだかとっても、言われたくなかった(^^;。
わたしはコーヒーが好きで好きで、少なくともカルディにあるような名前がわかりやすいブレンド名については、解説もおすすめも要らないから。。。でもたぶん、その店員さんが若くて「わたしのほうが珈琲わかってそう」という、生意気な思いも、多少はあったのかな?
ま、いずれにせよ、どちらかといえば、店員さんに声はかけられたくない。