耕作放棄地は全国でたくさんあると思う。この石川県の例では漢方薬の原材料だが、ほかの場所でも、たくさん利用法が考えられるはずだ。
北國新聞 2013.03.24
石川で漢方自給 耕作放棄地で栽培
金大、石川県立大の教授と民間会社でつくるグループ「くさのね」が、4月から漢方薬 の原料となる薬用植物の生産に乗り出す。薬用植物は、最大産地の中国への依存状況から 「第2のレアアース(希土類)」とも呼ばれ、価格が高騰している。グループはこの現状 をビジネスチャンスととらえ、県内の耕作放棄地計1万1100平方メートルで栽培する 。製品開発も進め、石川産の薬用植物のブランド化を目指す。
でも、どうなんだろう。たとえば農家や、その土地の所有者にとって、荒れ地にしておいた方が税金的に(あるいは税金ではないにせよ金銭的に)お得なんてことがあるんだろうか? ないと信じたいが。。。
なぜそんなことを書くかというと、たとえばだが、現在のところ全国で問題になっている「いまにも崩れそうな廃屋」。これ、どんな廃屋でも、壊して更地にするより、放置したほうが税金的にお得なんだとか。そんなことやってたら周囲は怖くて仕方ないはずだが(火事がでるかもしれないし、犯罪の温床になるかもしれないし)、固定資産税は更地にすると跳ね上がるんだそうだ。
耕作放棄地では、そんなことがありませんように。