今日は新宿のデパート内にある初めての店で炒飯を食べた。日本語が上手な中国人(と思われる)スタッフが多めで、日本語ネイティブは少なめだった。 丁寧な応対だったが、最近あまり日本人同士での会話では聞かれなくなってきた、話…
カテゴリー: 言葉(とくに日本語)
鼻濁音と「井戸替え」の話
この数年、鼻濁音に敏感になった。自分もできるだけ使おうと思うようになったことがきかっけだ。日本語を録音するとき、鼻濁音のほうがきれいに聞こえるような気がして、意識しているうち、ある程度までは身についたと思う。 以前は…
にべもないを、漢字で書くと
無愛想な対応を受けた場合「にべもない」と言うが、あの「にべ」は、漢字で書くと「鮸」で、鱗のあるイシモチなどの魚を指すそうだ。その鮸の鱗で作る膠(にかわ)を指して、それがないということは、つまり「粘り気がない」、別の言葉…
マインドフルネスの(カタカナでの)アクセント
何週間か前、地上波の朝の番組だったと思うが、テレビの方角から「瞑想が、いまとても話題なんです。このマインドフルネスと呼ばれる…」という声が聞こえてきて、驚いてふり返った。 マインドフルネスの、日本語での発音は、どうも…
女性が使うとされる会話表現
今日、おもしろいツイートを見かけた。そしていくつか思い出したことがある。 字幕翻訳家はもう「女性キャラに過剰な女性言葉は使いたくない」と言ってるらしいけど、もっと上の方の人が「女性は女性言葉を使うべき」と言うので仕…
「湯」という言葉が含む温度と、water / hot water について
先ほど、湯煎にかけるという表現を英語で説明するにはどうしたらいいのかと考えていた。さんざん考えて、おそらく間違いないと思ったのは —— put a bowl of (品目名) in a warm water bath …
「ありがとうございますが」…!?
アップルを装うスパムメールが昨日から何通もやってきていて、その冒頭にあった… > Appleをご利用いただきありがとうございますが、アカウント管理チームは最近Appleアカウントの異常な操作を検出しました。 …この部…
「ほぉおとり」、「とにりぬ」
先日、若いパパさんと一緒に書店にやってきた小さな女の子が、ある本を指さして大きな声で「ほ(ぉ)おとり」と言った。イントネーションとしては「こうのとり」のように「ほ(ぉ)お」に力がはいった言い方だった。 わたしはその女…
こうして「鑑みる」の読み方が広まる
財務省が森友学園への国有地売却にからみ文書を改竄していたことを、認める予定だそうだ。12日の月曜日に認める予定というのを10日(土曜日)に非公式発表するというのが、なんとも日本らしい。てこでも土日には動かないということ…
「おつけ」はどうしましょう
今日、さる有名ファミレスに入店した。高円寺駅の北口にあるのだが、つい1年くらい前まで入店したことがなかった。最近はときどきだが行くようになった。 だいたいは、家族連れやお子さん連れよりも、平均年齢が高い。だが今日は土…