日本テレビに入社予定ということで、ずっと以前から内定をもらっていた大学生が、知人の関係する銀座の店でホステスのアルバイトをしていた事実により、日テレから入社辞退を求められ、それを拒んだところ内定が取り消しになった…という件。
内定を出す側は、有名企業であればあるほど、ほかの企業と二股をかけられては困るという事情から、学生のさらなる就職活動を阻止しようとする。うちが内定を出すのだから就職活動をもうしないようにと、学生側に求める場合が多いらしい。実際、この場合でも学生側はそれを求められていたとの報道がある。
ならば、もし自社に入社させたくない事情が生じたのならば、慰謝料くらいは払うべきではないだろうか。これから新たに新卒として就職活動をすることは、日本のように「新卒か転職組か」にこだわるビジネスの風土がある国では、もはや無理だ。何らかのお詫びを出すべき立場にあるのは、日テレ側であるように思う。
学生のアルバイトとして銀座のホステス…別に、そんなに問題とは思えないのだが、どうだろう。社会経験としてホステスを短期間やってみたいと考える女性は、実際にそれを実行に移しすかどうかは不明だが、普通に存在している。二十年以上も前ではあるが、わたしの知人にもそういう考えの人はいた。そんなにおかしいこととは思えない。
バラエティ番組に出演経験があり、さんざんそのおバカ発言が視聴者の記憶に残っている女性でも、大手のテレビ局で局アナとして入社している例があるはずだ。それはよくて、ホステスはだめなのだろうか。不思議だ。