遠い日の、バブルの残り香

 スーパーに、ティッシュペーパーを買いに行くという、夢のない用事で入店すると、店内アナウンスが「ボジョレーヌーボー発売日です」とのこと。

 わたしは80年代後半から、おそらく合計で7年くらいは会社勤めをしていたが、それはバブルまっ盛りから、急激にしぼんだ日々を肌で実感できた時期にあたる。人は夜中にボジョレーがどうのと(当時は「ボージョレーヌーボー」と、いまより長い発音が主流だったが)、集まっては騒いだ。ワインそのものや宴席の予約などはあたりまえのことで、酒屋は早くから色めき立っていたものだ。

 スーパーの店内アナウンスがなかったら、ワインが出ていることにも気づかなかったと思う。言われたからといって立ち止まって買ったというわけでもないが、あの当時の賑わいを覚えているだけに、世の中の扱いには隔世の感がある。いまの若い世代は、戦後しばらくはバナナが高額だったこと、たたき売りをショーのように見ながら値段が下がるまで待って買ったなどとは信じられないわたしと同じような感覚で、ボジョレーの当時の賑わいを聞くのだろう。

 当時から、やりすぎ、騒ぎすぎと言う人は大勢いたが、それでも雰囲気に飲まれたい人がたくさんいたのがバブルだった。

MacBook Proのキーボードの件でAppleサポートに電話してみた

 Appleのサポートは、基本的に電話らしい。自分としてはとても簡単な用件だったのでメールなどで可能ではないかと思ったのだが、メールオプションは、原則としてないようだ。また、一般的なサポート営業時間内ならばチャットという選択肢もあるらしいのだが、わたしが昨日Appleのサポートを調べたのは夜間だった。

 さて、キーボードの何が知りたかったのかというと、わたしは相当に乱暴なタイピングをするらしく、キーのうち a / k / n / m の4つは壊滅状態(表面コーティングが半分近く剥がれている)、e と commandキーが一部の剥がれという、人前に出せないほど見苦しい状態になっている。もし交換することができるなら「だいたいいくらくらいのものなのか」が知りたいだけで「そういう交換はやっていません」とか「新品買ってください」とか、そういう返事が用意されているというのであれば、サポートを受けるつもりはなかった。

 ただ、MacBook Proには、一部機種のみ「キーボードをそっくり無償交換」というサービスがある(参考リンク → MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム )。残念ながらわたしの機種はそれに該当していないが、つまり、有償でも無償でも、キーの交換くらいはしてくれるのだろうという推測は成り立つため、正式な情報を知りたくなった。

 やっているのかいないのかくらい、もしやっているならキー1個につきいくらであるかなどの情報を得たいと思ったのだが、とにかく電話が原則のようだ。オンラインサポートで用件を登録しておき番号をもらって、電話の歳に(電話をしてもらうことも可能でどちらの場合も料金はかからない)その番号を告げると、先方に内容が伝わるという仕組みらしい。

 電話をしてみた。フリーダイヤルとはいっても、20分くらい保留音が鳴り響いて、切ろうと思ったことは何度もあるが、耐えた。するとようやく、丁寧な声の男性が応対してくれた。まずはお約束のOSバージョン、バックアップをとっているかのほかに、パソコンの使用目的(個人か仕事か)のほか、電話が途中で切れた場合にそなえてかけ直すための電話番号などを聞かれた。そして録音をしているためだろうが要点の整理として「だいたいの金額を聞いたら、アップルストアへの持ち込みか配送かはともかくとして、注文するという意思があるとのことでよいのか」という点で、念を押された。その段階で、もちろん金額がバカ高いものでなければ交換の意思はあるので、自信をもって「はい」と答えた。

 おそらく5分以上のやりとりのあと「2〜3分のあいだ保留音にさせていただきます」と断った上で、先方が確認のためいったん離席。その後まもなく、金額が告げられた。

「現物をきちんと確認した段階で正確な料金が決まるものの、一般的な話としてはキーがフルで交換になる可能性があり、その場合の目安は基本的に43,200円です。場合によってはもっと高くなることもあり、安くなることもあります」

 予想よりも高い金額だったので、わたしはすぐさま「それはすぐに決断を下せる金額ではないので、少し考えます。お店に現物を持っていって正確な料金を教えてもらう場合であっても、すぐにどうこうということは、いまは考えられませんので、サポートありがとうございました」という意味の返事をした。
 すると先方「もしお店に行かれる場合、もしくは配送をご希望の場合、自分(サポート側)にはこの内容を部署に伝えることで話がスムーズに進むお手伝いができますので、ぜひまた、同じお問い合わせ番号を次回もご利用の上で、お電話ください」とのことだった。

 たいへん感じのよい応対ではあったが、正直なところ、予習しておけてよかったと思える高額設定。店にいきなり持ちこんで「4万円以上で〜す」と言われていたら、たぶんわたしは驚きの顔を隠すことができなかったと思われる(笑)。

 まだ使えるマシンだが、キーボードの見た目はあまりにすさまじいので、2回に1回くらいはBluetooth接続で別キーボードを使うことにしている。少しでもその「コーティングがそっくり剥がれる」時間を、遅らせてあげたい。

自宅にパソコンが45台あったら

 これは、最後まで読んで思わず吹き出した → 2018.11.12 毎日新聞 イオン来店ポイント詐取容疑、男逮捕

 九州のイオンには、店舗でアプリを起動させるともらえるポイントというものがあるのだそうだ。全店舗が71あるそうだが、そこを位置偽装で毎日訪れたように細工しただけでなく、「自宅にある45台のパソコンで」、「少なくとも1000IDを作って」ポイントを詐取しようとしたらしい。逮捕理由は実際に詐取した142円だが、もう少しのところで…

> 3月1日~4月11日に約269万回店舗を訪れたように装い、計約538万円相当のポイントをだまし取ろうとした

 …ということのようだ。

 20年ほど前なら、45台あったらSETIごっこができるとSFオタの心をときめかせたかもしれないが、いまは「電気代をいったいどうやって工面していたのか」と、余計なことが気になってしまう。
 そもそも45台を仕入れた元手や、設置していた家の規模も気になるところだが…パソコン3台くらいのつましい生活で自分にできるビジネスをやっていれば、そもそもあほな詐欺をする必要もなかっただろうにと思う。

 それにしても、九州は民家が巨大なのか、うぅむ…?
 床が心配だから、やはり1階に45台置いたのだろうな?

ナショジオのコンテストを機に、wattpadに参加

 文章を書くことはもともと好きでたまらなかったが、オンライン書店ビーケーワンが終了して、かつてのように自分の文章が書籍(てのひら怪談シリーズ)の一部となって世に出る機会もなくなってしまい、物足りない気分になっていた。

 ナショナルジオグラフィックと、投稿サイトwattpadのコラボで Planet or Plastic という英語500ワード以内の文章を募るコンテストがあると知り、参加してみた。

 わたしのプロフィール欄は、こちら → https://www.wattpad.com/user/mikimarulog

 このサイトは、投稿する文章に関しては英語に固執していないようで(ただし今回のコンテストは英語が審査対象)、ゆくゆくは、日本語の文章を載せてみる日もくるかもしれないが、当分は英語で書いてみたいと思う。

自販機タイプのオフィス内コンビニ

たとえばグリコなど製菓業が契約したオフィスに設置する「置き菓子」は、以前から話題になっている。だが最近、オフィスの休憩所に置く省スペースタイプの無人コンビニが話題だという。

 検索してみたところ、ファミマの自販機コンビニASDや、電子マネー対応のプチローソンほか、その名もずばりおふぃすこんびになどが、すぐ見つかった。また、わたしが聞いた事例では、飲み物や軽食などに限らず、社外にいちいち買いに出るのがためらわれる日常的な雑貨(ティッシュ、カットバン、ストッキング、文房具)なども、対応してくれるサービスがあるらしい。

 飲食業、食品販売業はほんとうに人手不足が深刻なようだが、この先は消費増税の影響もあって「中食(なかしょく、持ち帰って屋内で食べること)」が増えてくると思われるため、コンビニの役割はますます重みを増すかもしれない。都市部などで対応できる範囲では、早々に電子マネーや無人販売に舵を切っていくとよいかと思う。対人での販売がまったくなくなるのは困るが、都市部やオフィス街などでは、進めていくべきだろう。

「肩」、ふたたび

 ぎっくり腰ならずのぎっくり肩というものがあるなら、まさにそれをやってしまい、今日は家でごろごろしていた。洗濯は必要に迫られておこなったが、それ以外はほとんど、ごろごろと。

 この何週間かは、どれほどの天気でも、たとえ1時間だけでもポケモンGoのため外出していたが、今日はひさしぶりに家にいた。ポケモンの通称「くるくる」(ポケストップを回す)は、代理をお願いした。

 ひさしぶりに、肩と腰に花王の「めぐりズム」を貼っている。体に直接貼れて、適度に温まるので好きだが、難点は、店頭ではあまり安売りに遭遇しないこと。

 そのうち、何かの注文のときに爽快ドラッグで買っておこうか。

参考リンク:
爽快ドラッグ

英語は実質的に国際語で、アメリカ語ではないはず

 ホワイトハウスでの記者会見で、日本人記者を含む外国人記者の英語発音をからかうかのような言動が、トランプ大統領から発せられたとの記事を読んだ。実際に日本人記者の部分については動画も確認した。
 2018.11.08 The Japan Times In case you missed it: Trump’s awkward response to a Japanese reporter
 また、たまたま検索上位にあった、こちらの記事(日本語)も、リンクで紹介させていただく → 2018.11.08 トランプ、日本人記者に「英語がわからん」動画と国内外の反応

 一般人の会話ではなく一国の代表が、大々的に中継がはいっている場でアクセント云々の軽口を発することに、なにやらむなしさを感じる。

 わたしが英語を学びはじめて夢中になった70年代後半から80年代にかけて、若い世代の英語学習とは、アメリカやイギリスなどどこかの国のネイティブ風にしゃべれるよう、ひたすら「真似」(いまふうに言うならば「目指せ完コピ」か)に徹している事例が、多かったと思う。どこか風にコピれば小馬鹿にはされない、少なくとも違和感をもたれることはないと考えた。もちろん電話や文章で英語のやりとりをするのでないならば。見た目でアジア人と判断されてしまうわけだが、そうであっても発音や文法が正式であれば、自信につながるとわたしは考えた。
 だが当時から「発音がどうであれ中身である、伝えたい内容や専門とする技術または学問があるのでなければ、いくら日常の雑談がネイティブのような発音でも意味はない」と、警鐘を鳴らす人たちはいた。そしてわたしも東京暮らしが数年以上になったころから、中身のある人間を目指すことこそ重要だと、考えをあらためた。

 学生時代に経験した国際見本市のアルバイトではインドのビジネスマンたちの英語で衝撃を受け、その後もネイティブではない第1または第2外国語としての英語でビジネスをする各国の人々を見て「通じればいいんだ、通じなければ意味がないんだ」と、そう思いを新たにして、現在にいたる。

 東京暮らしも英語歴も長くなったいま、あらためて、考えさせられる。
 国際的に中継もはいっている場所で軽口をたたかれた(日本人記者を含め)外国人記者らを気の毒に思うと同時に、そのことを大騒ぎしない日本の世論も気になる。やはりアメリカでは、正式な場にはアメリカ風の英語が要求されるものなのか、そしてそれを日本人の何割かは是としているのか。これは言うなれば、英語が実質的な国際語の立場であることを軽んじて、アメリカの言葉と考えるかのような不遜さが相手にあるところを、たしかにそうだと認めてしまうことに、なりはしまいか。

明るい短編に仕上げたい

 思うところあり、ある場所に短編小説めいたものを出そうと考え、文章を書いている。
 題材は指定されており、その性質からして、先行きに暗さを持つものである。その通りに暗く綴る短編なら誰でも書けるだろうが、書いていて面白くない。読む人もまた「ああ、これも暗いのか」とうんざりするはずである。

 明るく仕上げろという規定があるわけではない。だが明るく書きたい。おもしろくしろとか、感動させろという決まりもないが、文章においては、書き手と読み手のあいだに「相手に誠実であれ」といった暗黙の礼儀はあるように思うので、やはり何らかの含みがあるものを目指したい。

 今回の件に関して、わたしはどうしても書きたいことがあるというよりは、書くことに費やすその「時間」が楽しくて好きなのだろうと思う。

 そして、今日もパソコンの画面に向かっている。

⌘キーの読み方

 Macのキーボードでは、commandと書かれたキーの上に⌘のマークがある。どうも位置からしてfnキーなどを同時に押したときにその⌘の意味合いになるものと考えていたのだが、そもそも⌘はなんと読むのか。

 検索したところ、これはコマンドキーを表す記号のようである。つまりcommand keyが⌘とイコールらしい。わたしが勝手に「⌘というのはcommand keyとfnキーを一緒に押したときに使える機能だろう」と考えたのは勘違いで、ただ「ここがコマンドキーですよ」という模様であるらしい…あれこれ読んできたが、どうもそういうことのようだ。

 なぜこんなことを考えたかというと、あるソフトウェアで「最近のバージョンでは、コマンドキーとNを押しても新規ファイルが作れなくなりましたね」と作者さんにメールを差し上げたところ、現在でも対応しているはずだとのお返事をいただいたことによる。おかしい、自分だけだろうかと、あれこれ実験のために、コマンドキーと一緒にシフトを推したりシフト+optionを押すなどを試していたら、fnキーと一緒の場合には新規ファイルが作成されることがわかった。その場所に書かれていたのが⌘キーであったため「これはなんと読むのだろう」と思ったのが、きっかけである。

 けっきょく、わたしのキーボードの問題なのか、OSの問題なのか、それはわからなかったが、fnキーを押せば使えることがわかっただけでも収穫だ。

 それにしてもこの文章、音読は困難だ。⌘とcommandとコマンドがすべて読みが一緒ということになる。Macで音読させたらどうなるか、あとでやってみよう。

阿佐ヶ谷アニメストリート、まさかの終了!?

 ちょっとびっくりだ。公式サイトASAST (Asagaya Anime Street)によると、5年間の定期借地契約終了のため、2019年2月末であの一帯すべてが終了とのこと。

 う〜、移転と再開発でもめた阿佐ヶ谷駅東側の旧ゴールド街の横という、そこがビーンズ阿佐ヶ谷として工事をしていたあいだは駅前からのアクセスはまったく期待できなかった位置の、アニメストリート。できたばかりのころから(横が大工事で)多難な道のりだっただろうが、やっと日の目がと思ったら、終了なのか。

 たしかに、昼なお暗い(高架下なので光の当たり方も暗いが雰囲気も地味であり両方の意味で)場所ではあったが、阿佐ヶ谷から高円寺まで歩くのには、退屈せずに移動できて、それなりに重宝していた。

 今後、どうするのだろう。アニメストリートが終わるならば、何かまた大改造があるのだろうか。ただのチャリ置き場にするにはもったいないし、治安で考えても、何かのビジネスが稼働していたほうがよさそうに感じる。