ペースメーカーや除細動器を体内に埋め込む際の動力源としても想定されている新しい技術だそうだ。すごいなぁ、なんだか子供のころにドラマや小説で見た光景が、ほんとに近づいている気がする。
そういえば子供のころにアメリカのドラマ「バイオニック・ジェミー」が大好きだったけれど、あの動力源は、原子力電池だったか…?
…それはさておいて
2015.01.04 信濃毎日ウェブ → 体液を使った蓄電素子開発 信大繊維学部・杉本教授
信州大繊維学部(長野県上田市)の杉本渉教授(44)=材料化学=は4日までに、生物の体液の成分を利用して電気を蓄える新型の蓄電素子を開発した。効率的に素早く電力を蓄えられるほか、硫酸や可燃性の有機溶媒で内部を満たすバッテリーなど従来型の蓄電池に対し、素子を利用した装置を小型化すれば安全に体内に埋め込むことができる。心臓ペースメーカー用の蓄電池などを用途に想定しており、杉本教授は「血液や唾液、尿といった体液を利用して、人体を『蓄電池化』することも理論的には可能」としている。
医療の技術革新はめざましいものがある。
ただ、ちょっと書かせていただくならば…。世の中でつい注目を浴びてしまうのは、こうした大きな話ばかり。たしかに夢があり、すばらしいと思う。今後の医療現場を支えていく人材には明るいニュースだ。だがより多くの人が基本的な医療を受けられる医療業界であってほしいとも、同時に願っている。ささやかでもいいから、ごく普通の医療や介護、福祉の話題も、メディアには取り上げて欲しい。