思わず目が点。ネット上で読んだ新聞社などのサイトから情報を総合すると——大分市の高崎山動物園で新しく生まれた猿の名前がシャーロットだと問題かどうかを、市が英国大使館に電話して、意見を求めようとしているらしい。
…頼むから、そういう恥ずかしいことしないでくれー(苦笑)。相手も仕事があるんだから、困るよまったく。
大使館が意見を言うはずがないし、そもそも外交問題ですらないし、日本語と違って英語圏の子供には伝統的な名前の候補は数十しかないのだから、世の中にシャーロットさんいっぱいいるし。
実はわたしも最初にこのニュースを聞いたとき「ほんとに公募かなぁ、ノリでつけちゃったんじゃないか」と、鼻で笑ってしまったのだが、動物園に申し訳ない。どうもほんとうに公募でシャーロットが1位だったらしい。その点を疑うような事実はなさそうなので、動物園は公募で決めるという当初の筋を通したことになる。…ならば、このまま動物園はシャーロットで押し通せばいいのだ。
日本ではいくらでも、名前を考え出せる。さらに音が同じ子供がたくさんいても、漢字で工夫することもできる。だが英語圏では、伝統を重んじる親御さんが選ぶ無難な名前は、ほんとうに少ないのだ。シャーロットなんて、五万といるのだから。