ジンバブエの国立公園内で人気だったライオン「セシル」が7月上旬に何者かに殺害されて以降、ネット上では何度もこの件でセシルの画像や犯人予想について情報が流れてきていた。だが今日になって、どうやら犯人が特定されたらしい。
下記リンク先には、在りし日のセシルの動画と、殺害したアメリカ人歯科医の男の画像が載っている。
ガーディアン 2015.07.28 → Killer of Cecil the lion was dentist from Minnesota, claim Zimbabwe officials
このアメリカ人歯科医については、外国まで出かけていってプロを雇って動物を狩るのが今回初めてではなく、仕留めた生き物と笑顔のツーショットが、複数掲載されているサイトもあるが、今回はそれはリンクしない。見ているとむかっ腹が立ってくるのだ。
なぜむかっ腹などと言う乱暴な言葉を使うかといえば、今回この人物は、違反となる国立公園内での殺害を避けるため、夜中にわざわざセシルを公園外までおびき出して殺害している。雇われたプロのガイドら、そして協力した周辺地域の地主らも、カネで動いたのだろう。
かつて狩りといえば生活の糧であり、築いた村や共同体の土地を守るためのものであったが、近世になって上流階級の娯楽の意味合いが出てきた。だがそれらであってもさすがに(たとえば貴族のキツネ狩りなども)非難されることが増えてきたわけだが、この人物やおそらく一部の金持ちにいたっては、外国にまで出かけていってカネで現地の人間を雇い、自分は完全に安全な重装備で、生き物を殺してにんまりツーショットをするというのが、まったく当たり前の趣味であるとか、自分の権利とでもいいたいのだろうか。わたしにはどうしても納得できない。
肉や毛皮のため(生きるため)でも、身を守るためでもなく、わざわざ外国でこれをするのは、どういうことなのだろうか。いや、自国であっても納得ができないのだが、やはり、これはただの「命を奪うことが楽しみ」という風に、とられても仕方がないのではないだろうか。
このアメリカ人男性は、狩猟の許可そのものは降りていたということで、軽いおとがめで済む可能性もある。まったくもって、やりきれない。
ぼくもとても腹が立ってます。
なにかできないかと思い署名しました。
もしよければお願いします。
●ホワイトハウスに挙げられている
要請があれば歯科医ウォルター・パーマーを引き渡すことへの署名
10万以上集まれば
政府からなんらかの回答があります。
(すでに10万は超えてます)
http://wh.gov/iIWJj
署名するとメールが送られてきますので
そこからリンクすると最終的にカウントされます。
●ハンター目的で野生動物を殺す許可をしているジンバブエに
中止するよう要請する署名です
http://www.thepetitionsite.com/821/738/351/?z00m=25307658&redirectID=1757674416
りきさん、リンクのご紹介ありがとうございます。
昨日の報道では、ジンバブエはアメリカ政府に対して引き渡しの要請を検討しているとのことでしたね。
リンク先、のちほど見てまいります。