毎年ではないのだが、ときおり冬など寒い時期に「トンネルの中にいるような」感覚で、耳が重い日がつづくことがある。それらは原因がよくわからない。何かはっきりとした理由がある場合ならば(大音量の部屋にいたとか飛行機の離発着など)、期間は数日間〜1週間だが苦痛は数倍になり、ときおり耳の中で小さめの蝉が羽ばたいているかのような感覚も。
この三日ほど、体調がいまひとつで気分が優れないことと関係あるかもしれないが、両耳が一度に「トンネルの中」状態。痛みがあるわけではないにせよ、これはけっこう気分が暗くなる。
そして気づいてしまったのだが(気づくのが遅すぎかもしれないが)、この通日、家のどこかか、あるいは近所でずいぶんと変な時間に断続的な軽い振動(ゆっくりとものを叩くかのような?)が聞こえてくると思っていたら、なんと、自分がナッツなど小さなものを噛んでいるときばかりだった。どうも何らかの小さめサイズのものを食べるため口を開閉させると、それが頭部のどこかで反響し、増幅されて振動音を聞いているような錯覚になっているらしい。試しに何度かナッツを噛んだりやめたりしてみたが、ほぼ90%くらいが一致したので、間違いないようだ。
食事などで、ある程度の量をずっと食べている場合は、これはほとんど気にならない。おそらく静かな部屋でおやつ代わりにナッツをつまむような顎の開き方が、関係あるのかもしれない。
このところ、いろいろなことが重なって家からまったく出ていない。少しでも外を歩いたら、耳のことを忘れられるのではないかと思う。明日の目標は、たとえ30分でもいいから外出することだ。よし、なんとかしてみよう。