店内でゆったり過ごすから外食として10%を徴収、持ち帰るなら8%というのなら、マクドナルドはどうなるのだろう。マクドナルドでは10年以上も店内で食べたことはないが、少なくともわたしの場合は「急いで食べる」、「とりあえず座るだけですぐ去る」という利用をしていた。くつろげるスペース、友達としゃべる場所とは考えたことが一度もない。最近については不明だが、雰囲気が同じであるなら、あれで2%の差になるのか…。店にしてみても、持ち帰りなら2%安いからと店先で袋を開けて立ち食いする人が出たら困ることだろうが、こればかりはどうなることやら、なってみないとわからない。
立ち食いソバと、数万円の料亭を一緒に考えられても困る。立ち食いソバが仮に350円だったとしたら、10%徴収なら385円になるわけで、急ぎながらかきこむように食事をとるにも10%というわけか。
たこ焼きも、店内お召し上がりで10%、持ち帰りで8%なら、ぜったい歩きながらか、あるいは人の少ない道ばたを利用して食べる人が出そうだ。う〜ん。きれいに食べてくれるならまだしも、大声で談笑しながらたこ焼きを通行人の服に当てたりしないでいただきたいものだが。。。
いっそ、持ち帰りならば3%か5%にするよと言ってくれたほうが、店も持ち帰り客が増えるだろうとの思いから飲食スペースを減らして店舗の規模を縮小できるので、清掃やセキュリティなどの維持費もかからなくなり、みんなが喜ぶかもしれない。そして新手の商売「よそで買ってきた飲食物をここで食べていいよ広場」が林立。そこは飲み物だけでも買ってくれと自販機をおいておけば、それが利用料の代わりになる。自販機の利用など何もせずただ座るのをどうにかして阻止すれば、なかなかうまく回っていくのではないだろうか。
…するとほどなく、政治家、財務省、国税局あたりが高級料亭で集会を開き「テーブルなどを並べて安価で人に持ち込み飲食をさせるスペースに税金を高く設定しよう」という相談がなされる、と。。。絵に描いたような展開だな。悪代官そのままだ。
ま、とにかく、外食産業のみなさん、がんばってください。応援してます。