2006年の11月、退院したその日のうちに、ブログに「今日まで入院していた」と書いた。約9年になる。
2006年の9月から47日間、生まれて初めての入院をした。消化器系の疾患で、入院時はかなりの症状だったが、医師らはステロイド剤の使用分量が減って一般の生活に近づくころまで、退院を認めてくれなかった。そして、症状は治まってもおそらく一生ずっと薬は飲むだろうと、医師に言われた。
それ以後、2回ほど入院したが(一度はステロイド使用による副作用のため短期)、大きな悪化もなく現在にいたる。
もともと、若いころから胃腸が弱かった。一度お腹を壊すと1〜2週間も不調になることはざらだった。それらがすべて同じ病気が原因だったとは言い切れないが、こうして病名がついてしまった以上、体調不良になるたびに「悪化したのか?」と、びくびくおびえてしまう。
12月にはいってから腸がいまひとつで、何か関係があるのではと思ったが、次回の通院は1月だったため、半月様子を見てみた。そして、これから本気で悪化したら年末年始がたいへんになるので、約1週間前の月曜にいつもの医師に相談。すると、血液検査などを見る限りでは持病とは関係がなく、しかも症状がそこそこ軽いので「なんらかの原因でお腹が不調ということになりますが、忙しいとか、ストレスとか、何かありませんか?」と。ストレスがあると答えると、できるだけひとつのことを思い詰めずに、いろいろなことを考えてくださいという。持病と直接関係ないならば、そう聞いただけでだいぶ心は落ち着いたのだが、いちおう、症状を抑える薬(原因を治すのではなく)を飲んで、様子を見てくださいとのこと。
気持ちが落ち着いた上に薬ももらったので、数日はそれでかなりよくなり、症状がひどいときは無理に飲まなくていいと言われていた薬を、どんどん回数を減らしていこうと決めたのだったが、そこでやってきたのが、昨日(19日土曜日)の深夜の寒波。
昨日の夕食までは普通に食べていた。普通の食事と量にもどしつつあったが、夜遅くに寒波がやってくると、もう、何もできない。起きていられないし、胃が張るような気持ち悪さと腸の張ったような状態、体の節々の痛さ、頭痛、一度にすべてがやってきて、すぐさま布団に潜りこんで寝てしまった。
そして今朝からは、先週医師に相談したときよりも、腸の調子がひどい。まぎれもなく悪化。朝食と昼食はほとんど何も食べずに、ごろごろと寝転んで過ごした。そしてわたしがいくら(これまでも冬になるといつもこのブログに書いているように)伝家の宝刀「足湯」をすればよくなる、と思っても、風呂場に行けないのだ。動くのが嫌だった。行けるのかもわからなかった。
ようやく午後3時に、まるで長旅に出るような覚悟で浴室の洗面器に湯を張り、両足を浸して、上からシャワーで何分も何分も湯をかけつづけた。どれくらいやっても「足がほんとうに冷たい」とだけしか、わからなかった。暖まった実感はなかった。それにシャワーのお湯(40℃前後)が、足の冷たい場所によっては「刺すように痛い」のだから、重症。
足にかかる湯がだいぶ肌になじんできたころ、靴下を履いて、布団にもどって、寝転んだ。
効果は絶大。足首しか温めていないのに太もものあたりまでぽかぽかしている。それで数時間は快適に過ごすことができた。さらに夕方には、もう一度ちゃんと湯船に湯を張って体を温めた。
ようやくネットを読み書きする元気が出てきたので、ネットで「寒さによる体調不良」について検索してみたところ、出るは出るは、みなさん苦労していらっしゃるご様子。体が冷えると自律神経がおかしくなり、あちこちに痛みやだるさ、そして今回のわたしのように消化器不良など、たくさん書かれている。
だが、いったんこうなってしまった以上、体を温める飲み物などは、いますぐ取り入れられる対策ではないので(まずは刺激の少ない飲み物や水以外は御法度)、今回の調子がよくなったら、そのときはもう、冷え性の対策をまじめにしていこうと考えた。
今日は足湯と入浴と、2回も湯を使ったのに、それでも夕食(ごくわずか)の直後、家族に「手が異様に冷たい」と言われた。もう、そういう体質になってしまっているのだろう。気をつけて、改善していかなければ。