スティーブン・キング原作の映画。予告編がなにやらおもしろそうだったので借りる機会を待っていたところ、DISCASから送られてきた。
ある街を大きな嵐が襲い、主人公の家には大きな木が窓をぶち破ってはいりこむ。翌朝、妻を残し、彼はおさない息子と(普段は仲のよくない)隣人男性を車に乗せ、スーパーマーケットに必需品の買い出しに出る。
そこには地元の人たちが、同様に必需品を求めて集まってきていた。昔ながらの街でほとんどの人が顔見知り。そこに真っ白な霧が襲いかかり、顔から血を流した男性が駆けこんでくる。ひとり連れ去られた、霧の中に何かがいると、その男性は叫ぶ。
まったく周囲が見えないほどの乳白色の霧。客たちはとりあえず店内に残るが、具合が悪くなった息子に毛布を探してあげようと、主人公は後方にある倉庫へと出かける。そのシャッターが、外から強い力で押されはじめた…。
怖いのは、外にいる何かよりも人間の心理。だいたいの人が知り合いであるというのに、関係が壊れ、内にも外にも緊張と恐怖があって、目が離せない。
そしてラストは、あまりにも皮肉だ。
けっこう、よくできている映画だと思う。名前の雰囲気が似ているが、70年代くらいのホラー映画「ザ・フォッグ」と勘違いしてはいけない。レベルが違う。
参考リンク:
● TSUTAYA DISCAS – 映画をネットでレンタル
● ミスト – DVD (amazon.co.jp)