とにかく、ユーグレナが(商品そのものよりも、名前の印象をやわらかくしてごまかしているようなその売り出し方が)嫌いである。
昨日のことだが、都内のほかにも店舗を持つ喫茶店のようなチェーンのメニューをネットで見ていたら、あんみつなど甘味類の脇にマークがついていて、そのマークの意味が「ユーグレナがはいっています」だった。あまりに驚いてFacebookで絶叫したところ、一緒に驚いてくれた人もいらしたように思うが、世間一般の考えがどうなのかは、わからない。
ユーグレナはミドリムシだ。売っている人たちは「藻の一種である」とどんどんPRしているが、あれはミドリムシだ。ミドリムシという名前が悪いのであってほんとうは藻だと、売っている人たちはなおも言うのだろうが、普通「藻は自分からは動かない」。生き物だから自分で動く、つまりムシだ…ここまでしつこく書いたら営業妨害になるのかもしれないが、とにかく、名前で印象をよくしようというのは、ぜったいよくないと思う。名前をそのままで堂々と勝負したらいい。わたしのように「ムシは嫌だ」という人の声も、聞いてもらいたい。
そしてさきほど、東急吉祥寺店のサイトを見ていたら、ユーグレナビアガーデンという文字。これはもう、逃げられない。人につられてはいってしまってからでは、それ以外のメニューを探すことが、果たして可能なのかどうか。。。
さすがに入り口にまで出かけて「ユーグレナはミドリムシですよーっ」と叫ぶほど馬鹿なことはしないが、ミドリムシという語感のままならぜったいに躊躇する人たちがいることを、売る側にはわかってもらいたい。語感で惑わせないでもらいたい。
これからおそらく、わたしも間違って口にしてしまう可能性がゼロではないが、自分でわかる範囲では、口にしないようにがんばって抵抗していきたいと思う。