がっかりしたのはこれが初めてではないが、高校教育における授業料の実質無償化で、朝鮮学校を除外する方向で話が進んでいるらしい。
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首相、朝鮮学校の対象外を容認 高校授業料無償化で
鳩山由紀夫首相は25日、4月からの実施を予定する高校授業料の実質無償化の対象に朝鮮学校を含めることの是非に関して、日本の高校教育にふさわしい教育課程と確認できなければ除外する方針を示した。実際に対象外になれば北朝鮮の反発も予想される。
この発想の発端が拉致問題なのなら、どうイチャモンをつけてでも「日本の高校教育にふさわしい教育課程と確認できない」にしてしまうことは、じゅうぶんに予想できる。
考えてもみてほしい。北朝鮮という国がしたことを、外交やさまざまなルートから解決できずに膠着状態をつづけている、いわば「半分は日本の無力さにより滞っている事態のツケ」を、日本に住んでいる朝鮮の一般家庭に押しつけるのは、あまりに筋違いの腹いせではないだろうか。
拉致問題は拉致問題、日本にある外国学校の問題とそこに通う生徒さんは、どの国も分け隔てなく「同じ方針で」考えるべきだ。朝鮮学校だけどうこうというのは、あまりに理不尽。