昨日、噂の東京マガジンというテレビ番組の「噂の現場」というコーナーで、茨城県のどこか(地名は失念)に野犬と放し飼いの飼い犬が道をうろついてゴミを漁る光景が映し出された。
普通、野犬といえば1〜2頭を連想される方も多いだろうが、大きめの犬が9頭くらいたむろしていたから、びっくり仰天である。話はそれだけでは終わらず、廃屋のようなところで、どんどん子犬が生産されている。聞けば地元の方々がおおらか(!?)で、飼い犬を放し飼いにすることもあり、野犬と戯れているケースも多々あるようだ。
自治体の担当者(←画面にはふたりくらい映ったので、少なくともひとりだけの意見ではない)も、地元の方々に輪を掛けておおらか(!?)だった。曰く、新しく引っ越してきた方々は光景に驚くかもしれないが、古くからの住人はさほど気にしない傾向があり、そこに温度差がある…といったようなコメント。
はぁ…? ほんとうに日本か。東京にほど近い、関東地方の茨城県か?
犬の放し飼いそのものも、違法じゃなかっただろうか?
新しく来た方々には「慣れてもらいたい」とでも、思っているのだろうか。。。あまりに恐ろしすぎる。
狂犬病は死に至る病だ。発症したらほとんど確実に命を落とす。命が助かったわずかな例は、世界で数名だと聞いたことがある。
狂犬病は哺乳類なら広く感染のリスクがあり、犬だけが原因とはかぎらないが、予防しておくことが大前提だ。病気が蔓延してからでは遅いし、人が噛まれてからではとりかえしがつかないのに、なぜ住人も自治体も、危機感がないのだろう。
茨城県でも、その町でも、行動を起こすのはどこでもかまわないが、さっさと動いていただきたい。
実際にそのような事が起きないと動かないという自治体の体質なのでしょうか。とにかく予想される危機的事態というのにはほとんど目を向けないのが日本の一般的な考えなのかと思ってしまいます。早い話が想像力が欠如しているとしか思えません。事態が起きてからでは遅いって気付いて欲しいです。誰かがやるだろうではなくて貴方がたが声をあげるべきなのです。
噛まれてからでは、遅いのに。。。今後、国内で狂犬病の発症があったとして、外国で噛まれたとか、外国から輸入された生きもので国内に感染が広がっていたとか、そういうのならまだ「残念な事故」と思えないこともないけれど、今回の番組にあったような状況なら、すごく腹が立ちます。